自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金事件で、逮捕された池田佳隆衆院議員の事務所のパソコンが先月行われた家宅捜索の前に、ドライバーで破壊された疑いがあることが分かりました。
衆院議員の池田佳隆容疑者（57）らは、ノルマを超えて販売した自民党・安倍派のパーティー券収入、総額およそ4800万円を派閥からキックバックを受けながら、収支報告書に記載しなかったとして、東京地検特捜部に逮捕されています。
名古屋市にある池田容疑者の事務所が先月、家宅捜索を受けましたが、その後の関係者への取材で、家宅捜索前に事務所のパソコンがドライバーで破壊された疑いがあることが新たに分かりました。池田容疑者が秘書に指示し、証拠隠滅を図った疑いがあるということです。
特捜部は勾留期限のきょう、池田容疑者らを起訴するものとみられます。