「自分のほうからしてくれた」…女子大生を集団暴行し撮影の元医大生「法廷での信じられない証言内容」

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女子大生に性的暴行を加えたうえ、犯行の様子を撮影した元医大生に有罪判決が言い渡された。
1月25日に大津地裁(滋賀県)で開かれた判決公判で、強制性交罪に問われている滋賀医科大の元男子学生B被告(26)に下されたのは懲役5年。同C被告(28)は懲役2年6ヵ月だった。
「共謀したA被告(26)には、昨年1月に懲役5年6ヵ月の実刑判決が言い渡されています。しかしA被告は被害女性のDさん(23)に明確な拒絶反応がなかったとして控訴中。BとCの両被告も『自分のほうからしてくれた』『同意していると思った』などと供述し、無罪を主張していました」(全国紙司法担当記者)
『FRIDAYデジタル』は’22年10月1日配信の記事で、医大生による前代未聞の事件を詳しく報じている。再録して犯行の一部始終を振り返りたい(内容は一部修正しています)
「事件が起きたのは’22年3月15日です。元滋賀医大の3被告は、被害女性Dさんら知り合いの女性2人を誘い5人で飲酒をしていました。1人の女性は帰宅しましたが、2次会の名目で大津市内にあるA被告の自宅マンションへ移動。エレベーターに乗った時に、被告たちの態度が豹変します。
Dさんの前に立ちふさがり、性行為に応じるよう脅迫し嫌がる彼女をムリヤリ部屋へ連れ込んだんです。Dさんは何度も『ムリです!』『イヤだ!』と言って抵抗しましたが、被告らは腕を掴むなどして強引に服を脱がし性行為におよんだとか。被告たちは入れ替わり立ち代わりDさんを暴行。犯行は翌日の未明まで続き、被告たちは暴行の様子をスマートフォンで動画撮影していたそうです」(全国紙社会部記者)
Dさんは、スグに警察の性犯罪被害相談電話に通報。事件が発覚し3被告の逮捕にいたった。
公判では、被告たちの卑劣な行動が次々と明らかになっている。検察によると、以前から性的暴行が目的とみられる飲み会を開催。性行為の様子を撮影した映像を、共有していたという。
「A被告の実家は、広島県内にある医院だそうです。県内の有名進学校を卒業後、滋賀医大に進学します。大学ではサッカー部に所属し副主将に。チームでは周囲を笑わせるムードメーカーだったと聞いています」(大学関係者)
法廷でA被告は「(被害者を)深く傷つけてしまいました。申し訳ございません」と、反省の言葉を口にしている。だが検察がエレベーター内でDさんに性行為を要求し拒否されたことについて聞かれると、こう答えて回答を避けている。
「覚えていません」
女子大生への暴行容疑で逮捕され、滋賀医大を退学処分となったA被告。弁護側は「(Dさんから)明確な拒絶がなかったと推測される」と主張し執行猶予付きの判決を求めたが、一審では受け入れられることはなかった。

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