新型コロナ患者数9週連続増加 全都道府県で増加 厚労省「感染拡大が続いている」

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新型コロナの「定点把握」によって集計した全国の1週間の患者数について、厚生労働省は前の週と比べて1.36倍となり、9週連続で増加したと発表しました。
厚労省によりますと、今月21日までの1週間に全国およそ5000の医療機関から報告された新型コロナの患者数は、6万268人でした。
1医療機関あたりでは、前の週と比べて1.36倍の「12.23人」で、9週連続で増加しました。1医療機関あたりの患者数が10人を超えるのは、去年9月以来です。
全ての都道府県で前の週に比べて患者数が増加していて、厚労省は「感染拡大が続いている」としています。
都道府県別にみると、1医療機関あたりで患者数が最も多かったのは、▼福島県の18.89人、次いで▼茨城県が18.33人でした。
新型コロナについては、オミクロン株の一種である新たな変異ウイルス「JN.1」が広がりつつあり、国立感染症研究所によりますと、国内で「JN.1」が検出される割合は、今月7日までの1週間で19.6%でしたが、来週の時点では43%に増えると推定されています。
また、季節性インフルエンザについて、全国およそ5000の医療機関から今月21日までの1週間に報告された患者数は、8万7318人でした。1医療機関あたりの患者数は17.72人と前の週と比べて1.36倍となり、2週続けて増加しています。

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