紙と電子どちら派?otalabが「漫画の利用実態調査」を2,820人に調査

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otalabは、47都道府県在住の10代以上の男女2,820人を対象に9月1日(木)~12日(月)の期間に「漫画の利用実態調査」を行った。
48都道府県在住の10~60代以上男女2,820人を対象に調査を実施。男女比は女性が最多の67.5%、年齢の比率は30代が最多の39.6%となった。
10代~60代の男女2,820人に向けて『Q.漫画を読むなら「紙派」「電子派」「どちらも使用する派」のうち、どれか?』の調査を行った結果、「電子派」が43.4%と一番多く支持される結果に。
「電子派」を選んだ理由としては、『場所を選ばずに読むことができるから』や『かさばらなくて読みやすいから』などの意見が見られた。
続いて『Q.漫画を読むなら「紙派」「電子派」「どちらも使用する派」のうち、どれか?』の調査結果を年齢別に比較してみたところ、20代は46.8%、30代は49.7%が「電子派」と回答していることが分かった。
選んだ理由について詳しくみると、多くの意見は『どこでも読むことができるから』といった利便性を評価した声といったものであったが、中には『出張先でも読める』や『引っ越しの際にもかさばらない』などの声も見られた。
『Q.漫画を読むなら「紙派」「電子派」「どちらも使用する派」のうち、どれか?』の調査結果から、全体の約2割が「どちらも使用する」と回答していることが分かった。
「どちらも使用する」と回答した理由についてみてみると、多くは『電子書籍で見つけたお気に入りの作品を単行本で買っている』という意見であった。
さらに詳しく回答を見てみると、本を購入し形を残すこと自体にハードルがあると分かった。せっかくお金を払って形に残すならと、失敗したくない心理のようなものから、独自に条件などを付けてうまく電子書籍を活用しながら費用を抑える利用者が多いのではないかと考えられた。
アンケート調査の回答者2,820人のうち、紙で漫画を読んでいる1,637人、電子で漫画を読んでいる1,983人を対象に調査を行った。
紙・電子の利用者の両方に月の課金額についてアンケート調査を行った結果、紙は「1000円以上~2000円未満」が最多の34.9%、電子書籍では「無課金」が最多の30.6%となった。
特に目を引いたのは、10代のうち電子書籍の無課金での利用者が47.5%という数字だ。これはどの年代よりも高い数字となっており、10代の電子書籍の利用者はアプリ・サイトを活用しながら無料で手頃に読んでいる割合が高いことが分かった。
紙と電子別で月の課金額を比較してみると、電子利用者のうち30.6%が「無課金」と回答している一方で、紙の利用者は15.1%が「無課金」と回答する結果となった。
アンケート調査の結果を参考に、漫画の利用方法を検討してみては。
調査期間:9月1日~9月12日調査機関:アップデイト(自社調査)調査対象:47都道府県在住の10代以上の男女有効回答数:2,820調査方法:インターネット調査
otalab:https://otalab.net/
(佐藤 ひより)

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