小学校事務員の40代男性、徴収金560万円を横領容疑…徳島市教委が刑事告発

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徳島市立小学校に勤める40歳代の学校事務員の男性が、学校徴収金計約560万円を横領したとして、市教育委員会は5日、業務上横領容疑で徳島中央署に刑事告発した。
市教委によると、男性は昨年7~12月、複数回にわたり学校徴収金を着服。遊興費に使ったと話しているという。
学校徴収金は、給食費や教材費などで保護者から集める。着服によって10、11月分の給食事業者への支払い計475万円が滞っているという。市教委は、本人に返済を求めるなどして対応する方針。
昨年12月中旬、給食費用の口座に金が入っていないことに担当教員が気付き、教頭が男性に確認を求めたところ、同21日に男性が着服を申告したという。
同校では、複数の金融機関に校長名義の口座があり、学校徴収金はそれぞれの口座に振り込まれる。男性は各口座から現金を出金、学校の口座にまとめて入金する作業などを1人で担当。男性は入金せず着服したという。
松本賢治教育長らはこの日記者会見し、「ご心配、ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げる」と謝罪。今後、管理マニュアルを作成するなどして、再発防止に取り組むとした。

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