ダイハツ社長らが不正を謝罪「信頼を裏切ることとなりお詫び」 不正生み出す環境つくった責任は「経営陣にある」

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車両の安全性を確認する衝突試験で不正をしていた問題で、トヨタ自動車グループのダイハツ工業は20日、不正が行われた車種が拡大したことから全車種の出荷を停止すると公式サイト発表した。これを受け、同日夕に都内で記者会見が開かれ、同社の奥平総一郎社長らが謝罪した。
【画像】ダイハツのコペン20周年記念特別仕様車の内装 奥平社長は「ダイハツは軽自動車をはじめといたしまして、日本の国土、道に合った国民の足となる車として育てていただきお客様にご愛好いただいてまいりました。こうしたお客様の信頼を裏切ることとなり、重ねてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と、出席した幹部らと約7秒間頭を下げた。

続けて「認証とはお客様に安心して車にお乗りいただくためのさまざまな基準を満たしているかを、あらかじめ国に審査、確認いただくものでございます。認証の適切な取得は自動車メーカーとして事業を行う大前提であると考えています」とし、「今回、その認証を軽視していると指摘されても仕方がない不正が行われております。その行為を生み出す環境をつくった責任は経営陣にあります。自動車メーカーとして根幹を揺るがす事態であると大変重く受け止めております」と述べた。 ダイハツ工業は同日、不正関連の調査を依頼した第三者委員会から報告書を受領。国土交通省と経済産業省に報告した。 同委員会の調査によると、4月のドアトリム不正、5月のポール側面衝突試験不正に加え、新たに25の試験項目において、174個の不正行為があったことが判明。不正行為が確認された車種は、すでに生産を終了したものも含め、64車種・3エンジン(生産・開発中の車種:国内28車種・1エンジン、海外16車種 生産終了車種:20車種・3エンジン)に及ぶという。ダイハツの車種のほか、トヨタ自動車、マツダ、SUBARUへOEM供給をしている車種も含まれている。 同委員会は不正の原因について「不正対応の措置を講ずることなく短期開発を推進した経営の問題」と指摘。再発防止に向け「経営幹部から従業員に対する反省と出直しの決意の表明」、硬直的な「短期開発」の開発・認証プロセスの見直しなどを提言している。 これを受け、国内外で生産中の全てのダイハツ開発車種の出荷を一旦停止することを決定。ダイハツ工業は「今後、国土交通省をはじめ、各国の関係当局に報告・相談の上、必要な対応を進めてまいります」としている。
奥平社長は「ダイハツは軽自動車をはじめといたしまして、日本の国土、道に合った国民の足となる車として育てていただきお客様にご愛好いただいてまいりました。こうしたお客様の信頼を裏切ることとなり、重ねてお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした」と、出席した幹部らと約7秒間頭を下げた。
続けて「認証とはお客様に安心して車にお乗りいただくためのさまざまな基準を満たしているかを、あらかじめ国に審査、確認いただくものでございます。認証の適切な取得は自動車メーカーとして事業を行う大前提であると考えています」とし、「今回、その認証を軽視していると指摘されても仕方がない不正が行われております。その行為を生み出す環境をつくった責任は経営陣にあります。自動車メーカーとして根幹を揺るがす事態であると大変重く受け止めております」と述べた。
ダイハツ工業は同日、不正関連の調査を依頼した第三者委員会から報告書を受領。国土交通省と経済産業省に報告した。
同委員会の調査によると、4月のドアトリム不正、5月のポール側面衝突試験不正に加え、新たに25の試験項目において、174個の不正行為があったことが判明。不正行為が確認された車種は、すでに生産を終了したものも含め、64車種・3エンジン(生産・開発中の車種:国内28車種・1エンジン、海外16車種 生産終了車種:20車種・3エンジン)に及ぶという。ダイハツの車種のほか、トヨタ自動車、マツダ、SUBARUへOEM供給をしている車種も含まれている。
同委員会は不正の原因について「不正対応の措置を講ずることなく短期開発を推進した経営の問題」と指摘。再発防止に向け「経営幹部から従業員に対する反省と出直しの決意の表明」、硬直的な「短期開発」の開発・認証プロセスの見直しなどを提言している。

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