歴代首相の好感度、岸田首相は9人中6位…SNS利用層に不人気

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■メディア価値観全国調査
スマートニュースメディア研究所などが行ったメディア価値観全国調査で、岸田首相に対する好感度は歴代9人の首相のうち6位にとどまり、特にSNSをよく利用する層の好感度が低いことが分かった。
調査で、小泉元首相以降9人の首相に対する好感度をそれぞれ10点満点で尋ねたところ、トップは小泉氏の平均6・6点で、次いで菅前首相と安倍元首相が同5・4点で並んだ。岸田首相は同4・2点だった。
前田幸男・東大教授(世論研究)が、回答者がよく利用するメディアと好感度の関係を分析したところ、岸田首相は新聞やテレビなどの伝統的なマスメディアを主に利用する層の好感度が4・5点と比較的高く、SNSを中心とする層は3・6点と低かった。安倍氏や菅氏は、逆の傾向だった。
年代別でみると、岸田首相は高齢層ほど好意的だった。SNSの利用率は若年層の方が高いが、前田教授の分析では、年代にかかわらずSNSを中心に利用する層で岸田首相の好感度が低い傾向がみられた。前田教授は「岸田首相はSNSで安倍氏などに比べて否定的な情報が流れ、影響があった可能性もある」と指摘する。
SNS上では最近、岸田首相を増税のイメージでやゆする投稿が目立つ。読売新聞社が17~19日に行った世論調査では、岸田内閣の支持率が内閣発足後最低の24%に落ち込んでいる。

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