杉田水脈氏の「人権侵犯」本人への聴取なしで認定されていた 報道の一部は「事実無根」

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自民党の参院議員・和田政宗氏が22日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、法務省が聴取せずに人権侵犯認定していたことについてコメントした。「法務省の人権侵犯認定において、インターネットの投稿が対象の際、これまでは侵犯があったとの相談に対し、侵犯したとされた側に聴取せず認定ができた。」と伝えた。
さらに「杉田水脈議員の事例では聴取が無かったと聞いている。」と同党の衆院議員・杉田水脈氏について言及した。杉田氏は10月に、2016年のSNSでの投稿が「在日コリアンの女性らに対して、差別的」だったとして、大阪法務局から「人権侵犯」の認定を受けたと大きく報じられた。アイヌ民族に対する過去のSNSでの投稿も札幌法務局から「人権侵犯」の認定を受けたとされている。
和田氏が杉田氏の「事例」としたのはこの2つの事案とみられる。杉田氏の16年のSNSの投稿(その後謝罪して削除)について「差別を受けた」とする側が法務省に相談。大阪法務局と札幌法務局は杉田氏に聴取することなく「人権侵犯」認定していた形だ。
和田氏は「法務省に聴取を必須とするよう強く求めてきたが、必ず聴取する事にしたと回答があった。昨日21日に法務省より私に回答があり、今後、文書で各法務局に通知される見込み。」と明かした。
杉田氏は23日に、自身のXで「人権侵犯」について「対象となったブログは、2016年2月ジュネーブで行われた女子差別撤廃委員会の対日審査の傍聴に来ていた左派の活動家の様子を書いたものです。それが『人権侵犯』とされ、何故か『アイヌ民族』や『在日』を差別したと報道されています」と説明。「『アイヌの文化や歴史を学ぶようにと啓発を受けた』という報道までありましたが、事実無根です。」と一部の報道を否定した。

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