“首相給与アップ法案”が可決 “税金滞納”副大臣をきょうも追及 国会議員もボーナスアップ

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岸田首相らの給与アップ法案について、10日も国会で議論が紛糾した。
立憲民主党・本庄知史議員「よくこんな恥ずかしい法案が国会に出てきたなと驚いています」
政府は、首相や閣僚らの増額分を返納する方針を示したが、野党側は法案と連動して、国会議員のボーナスが増額することを批判。
しかし、この法案は10日正午過ぎ、衆議院の内閣委員会で可決された。賛成の議員が起立すると、「恥ずかしいぞ! ボーナス欲しいのか!」とヤジも飛んだ。
野党が10日の国会でも厳しく追及したのは、税金滞納を繰り返し、自身の会社が所有するビルが過去に4回差し押さえられていたことが明らかになった、神田憲次財務副大臣。
立憲民主党・本庄知史議員「過去4回の税金滞納、税目、滞納額、ご説明いただきたい」
神田憲次財務副大臣「現在、滞納額なども含めた事実関係については精査しているところ」
野党議員の追及に、神田副大臣は「きちんと精査しないと」、「精査を進めている」、「どこまでお答えできるか精査している」、など「精査」という言葉を連発。
立憲民主党・本庄知史議員「(滞納が)新たに出てくるとなれば、財務副大臣の任にない。それだけの覚悟は?」
神田憲次財務副大臣「私が判断することにおいては控えたいと考えております」
9日は「職務の遂行に傾注する」と辞任を否定したが、10日は「判断は控える」と、慎重な言い回しに。
身内である自民党内からも、「とっとと辞めさせた方がいいでしょう。財務副大臣の立場でこれはマズすぎる」との声が上がっている。
野党からは…。
立憲民主党・安住国対委員長「説明責任を果たさないで国会からいなくなることは避けてもらいたい」
一方、10日の衆議院の内閣委員会では、岸田首相や閣僚らの給与アップ法案が可決されたが、野党は今後も厳しく追及する方針。

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