名古屋城の石垣から転落、救急搬送されず放置される 作業員の男性「死ぬかと思った」

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名古屋城で石垣の除草作業をしていた男性が今年7月高さ7メートルの石垣から転落して大けがをしたにもかかわらず、現場に約2時間放置されていたことがわかりました。
名古屋市によりますと、今年7月、愛知県稲沢市の男性作業員(61)が名古屋城の内堀で、はしごを設置しようとした際、足を滑らせて高さ7メートルの石垣から転落しました。 男性は、右足や胸の骨を折る大けがをしました。 「死ぬかと思いました。かなりの痛みです。医者から『これはもう大変なことだ。よく生きてたなと。普通だったらもうありえない』という感じで言われました」(転落した作業員の男性) しかし、その場にいた現場監督らは男性を救急搬送せず、男性は現場に約2時間も放置されていたということです。
事故当時は、市から作業を受注していた高村造園の下請けの業者が現場監督をしていました。 市は、適切な安全管理を怠ったとして、高村造園を、10月27日から11月9日まで指名停止の処分としました。 男性は、今も働くことはできておらず、復帰には半年以上かかり、体も元の状態には戻らないかもしれないといわれているといいます。
「今後、僕のような人を出さないようにしないといけないですし、起こった事実に関しては最後まで責任を取ってほしいです」(転落した作業員の男性) 高村造園は、メ~テレの取材に対し「下請け業者と男性がそれぞれ弁護士を立てて話し合うということで、コメントを差し控える」としています。 (11月9日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)

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