詐取した電子マネー、現金化に競輪サイト悪用 福岡県警が3人逮捕

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特殊詐欺でだまし取られた電子マネーを資金洗浄したとして、福岡県警に組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等隠匿など)容疑で逮捕された男女3人が、競輪投票サイトを悪用して現金化を繰り返していたことが県警への取材で判明した。県警はこれまでの捜査で、14都府県で24人が詐欺の被害に遭い、詐欺に関与した人物から依頼を受けた3人が、計約1億6000万円分を現金化したことを確認。うち約1億1200万円分が現金化された7件を立件し捜査を終えた。
【写真まとめ】特殊詐欺グループも食べた?弁当はこちら 3人は名古屋市西区、ウェブマーケティング会社代表、松崎盛治被告(43)=同法違反(犯罪収益等隠匿)で起訴=ら。2021年4月~22年2月、第三者が特殊詐欺でだまし取った電子マネーと知りながら、現金化したなどとして逮捕された。 県警によると、電子マネーはオンライン上で決済が可能なプリペイド式の「ビットキャッシュ」。現金化する際に身元が分からないようにするため、電子マネーで賭けられる競輪投票サイトを悪用。的中率が高く、オッズの低い「1・0倍」の車券に絞って大量購入していた。サイトでは1レースの賭け金の上限が1人4万9900円に設定されているため、実際の購入は数十人でつくる競輪予想グループに依頼していた。 的中後の払戻金のうち2割を予想グループに渡し、残る8割を松崎被告が受領。このうち一部を報酬として差し引いた上で、残りを依頼者らに渡していたとみられる。【河慧琳】
3人は名古屋市西区、ウェブマーケティング会社代表、松崎盛治被告(43)=同法違反(犯罪収益等隠匿)で起訴=ら。2021年4月~22年2月、第三者が特殊詐欺でだまし取った電子マネーと知りながら、現金化したなどとして逮捕された。
県警によると、電子マネーはオンライン上で決済が可能なプリペイド式の「ビットキャッシュ」。現金化する際に身元が分からないようにするため、電子マネーで賭けられる競輪投票サイトを悪用。的中率が高く、オッズの低い「1・0倍」の車券に絞って大量購入していた。サイトでは1レースの賭け金の上限が1人4万9900円に設定されているため、実際の購入は数十人でつくる競輪予想グループに依頼していた。
的中後の払戻金のうち2割を予想グループに渡し、残る8割を松崎被告が受領。このうち一部を報酬として差し引いた上で、残りを依頼者らに渡していたとみられる。【河慧琳】

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