「渋谷に来ないで…」厳戒態勢、ハロウィーン“路上飲み”禁止、渋谷の様子は?【Nスタ解説】

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いよいよ目前に迫った“ハロウィーン”。渋谷では“路上飲み”が禁止され、街をあげての厳戒態勢に。渋谷の様子はどうなっているのでしょうか?
■「ハロウィーン期間は渋谷に来ないで…」“路上飲み”も禁止に
熊崎風斗キャスター:渋谷のハロウィーン対策について見ていきます。
28日(土)と31日(火)午後6時から翌午前5時まで、エリア付近のコンビニなど35店舗で酒類販売自粛を実施するという予定です。
「忠犬ハチ公像」、「SHIBUYA109」、「渋谷ロフト」、「渋谷マークシティ」、「ハンズ渋谷店」、「神南郵便局」辺りなどが対象エリアとなります。
今年も安全対策を行います。警備員のべ300人で去年の1.5倍。区の職員150人で去年の2倍。さらに、監視台10台を設けます。パトロールし、路上飲酒を注意するという状況です。
それから、海外に対してです。10月5日、長谷部健渋谷区長は「海外の方もハロウィーン期間は渋谷で来ないで」と外国特派員協会で発信しました。この時期、外国の方も例年、非常に集まってきているということで、こういう対策も渋谷区としてはしているということでした。
日比麻音子キャスター:海外の方が「日本といえば渋谷。渋谷といえばハロウィーン」。それだけにイメージが非常に強くなってるのもありますよね。
今村翔吾さん:当初は「来てほしい」とは言ってないのかもしれないけど、正直、それを観光の売りの一つにしてた部分もあるんで、それで走り出したから、それを逆行させるのってやっぱり難しいんだなっていうのを感じますね。
井上貴博キャスター:もう区とイベント会社で組んで、「もうイベントとして交通整理を完全に行います」とか、あとは、路上飲酒ももう常に禁止でもいいのかなと思うんですけどね、この期間だけではなくて。
■「渋谷の路上飲酒はアメリカと比べてもクレイジー」
熊崎キャスター:海外の多くの方が、このイベントが前向きに行われているイベントだと解釈して来日しているようなんですね。
ブラジル・フランスからの観光客は、「路上飲みできなくて残念。私たちも参加したかったけど、問題は起こしたくない」。
アメリカの観光客は、「『渋谷はハロウィーンイベントの会場ではありません。』という看板を見たので、期間中は来ないかも」と話していました。
いざ来てみると、自粛が求められているんだということに気付いたという方も多くいらっしゃいました。
それからこんな声もありました。渋谷によく遊びに来るアメリカ人の方は、路上飲酒禁止でも「状況は変わらないと思う。渋谷の路上飲酒はアメリカと比べてもクレイジー。路上で寝ていたり、ひどいよ」と。これだけ対策をしても抑制するのはなかなか難しいんじゃないかというような声を上げていました。
そんな中、やはりごみ問題も出てきます。今年も「渋谷ごみゼロ大作戦2023」というのを行います。28日から10月31日を除く11月1日まで、早朝から午前8時までボランティアによるごみ拾い活動を行います。こちらは2015年から開始されています。
去年は約640人が参加して、約4トンごみが集まった。こう見ると、やっぱりお酒の缶などが多くあるということでした。
区の担当者は、「外国人観光客を含め、去年より多くの人出が予想される。マナーを守ってきれいな渋谷を保ってほしい」ということでした。

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