シャインマスカットが500円! “激安”の謎を徹底取材 道の駅で見つけたヒントとは?

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山梨県で人気のぶどう狩り農園を訪れると、農園での人気No1はもちろんシャインマスカット。
【映像】「や、安い!」都内のスーパーに並んだ398円のシャインマスカット「美味しいですね。甘くて」(埼玉からの来園客) 「やっぱり人気は依然高いですね。食べて美味しい見て綺麗で」(勝沼グレパーク 岩森寛人さん) 値段も高く、高級なイメージのあるシャインマスカットが今年は都内で780円、さらには398円と驚きのお手頃価格で売られているスーパーも。なぜ安い値段で売られているのか?

山梨県にある「道の駅 富士川」。ここに、安さにつながるヒントがあった。ズラリと並ぶ1000円以下のシャインマスカット。訪れた人も、次々と手に取っていく。 道の駅に卸しているシャインマスカット農家に話を聞くと見えてきたのは別の果物からシャインマスカットに切り替えた“くら替え”農家の存在だ。 以前は、「巨峰」などの品種を育てていた小林孝幸さん。シャインマスカットへとシフトチェンジしたのはおよそ5年前だったという。 中には、桃農家からシャインマスカットに“くら替え”した農家もいるそうだ。実は今、小林さんのようにシャインマスカットを新たに栽培する農家が増え続けている。 2011年には26の都府県で栽培されていたシャインマスカット。2020年には沖縄と岐阜以外の45都道府県に広がり、10年で全国の栽培面積は7倍に広がった。現在では沖縄以外の46都道府県というほぼ日本全国で栽培されるまでになっている。 こうした生産量の増加も安さの一因になっているという、理由は他にもある。「必ずしも全部100%いいブドウとは限らないので。規格外のも出てしまいますね。そういうのは中々、農協には出せないですね」(小林孝幸さん) 粒が均一でないといった理由で値段が安くなる「規格外」品。大きさはバラツキがあっても、糖度や味は文句なしの品がほとんどだ。 百貨店などに並ぶ見た目がキレイなシャインマスカットを育てるためには、余分な実を落とし粒の数を調整、成長を促進させ、房の形を整えるなど細かい作業が必要だ。「木を育てないといけないから、出荷するには3~4年ぐらいはかかります。上手にできたブドウもありますけど、やっぱり規格外も平均すると4割から半分ぐらいは規格外です」(小林孝幸さん) 現在は、シャインマスカットの栽培を新たに始めた農家が多いため“味は良いけど粒が不揃い”といった規格外品も数多く流通しているという。そうしたシャインマスカットは農協などに出荷できないため道の駅やスーパーの直売コーナーで手に入る可能性がある。「やっぱり多くの人にシャインマスカットを食べてもらいたい。低料金で提供したいと思います」(小林孝幸さん)(『ABEMAヒルズ』より)
「美味しいですね。甘くて」(埼玉からの来園客) 「やっぱり人気は依然高いですね。食べて美味しい見て綺麗で」(勝沼グレパーク 岩森寛人さん)
値段も高く、高級なイメージのあるシャインマスカットが今年は都内で780円、さらには398円と驚きのお手頃価格で売られているスーパーも。なぜ安い値段で売られているのか?
山梨県にある「道の駅 富士川」。ここに、安さにつながるヒントがあった。ズラリと並ぶ1000円以下のシャインマスカット。訪れた人も、次々と手に取っていく。
道の駅に卸しているシャインマスカット農家に話を聞くと見えてきたのは別の果物からシャインマスカットに切り替えた“くら替え”農家の存在だ。
以前は、「巨峰」などの品種を育てていた小林孝幸さん。シャインマスカットへとシフトチェンジしたのはおよそ5年前だったという。
中には、桃農家からシャインマスカットに“くら替え”した農家もいるそうだ。実は今、小林さんのようにシャインマスカットを新たに栽培する農家が増え続けている。
2011年には26の都府県で栽培されていたシャインマスカット。2020年には沖縄と岐阜以外の45都道府県に広がり、10年で全国の栽培面積は7倍に広がった。現在では沖縄以外の46都道府県というほぼ日本全国で栽培されるまでになっている。
こうした生産量の増加も安さの一因になっているという、理由は他にもある。
「必ずしも全部100%いいブドウとは限らないので。規格外のも出てしまいますね。そういうのは中々、農協には出せないですね」(小林孝幸さん)
粒が均一でないといった理由で値段が安くなる「規格外」品。大きさはバラツキがあっても、糖度や味は文句なしの品がほとんどだ。
百貨店などに並ぶ見た目がキレイなシャインマスカットを育てるためには、余分な実を落とし粒の数を調整、成長を促進させ、房の形を整えるなど細かい作業が必要だ。
「木を育てないといけないから、出荷するには3~4年ぐらいはかかります。上手にできたブドウもありますけど、やっぱり規格外も平均すると4割から半分ぐらいは規格外です」(小林孝幸さん)
現在は、シャインマスカットの栽培を新たに始めた農家が多いため“味は良いけど粒が不揃い”といった規格外品も数多く流通しているという。そうしたシャインマスカットは農協などに出荷できないため道の駅やスーパーの直売コーナーで手に入る可能性がある。
「やっぱり多くの人にシャインマスカットを食べてもらいたい。低料金で提供したいと思います」(小林孝幸さん)
(『ABEMAヒルズ』より)

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