「はい論破!」「それってあなたの感想ですよね?」“マウント小学生”増加 親は困惑

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今、小学生を中心に、会話中に「はい論破!」などと言って、相手を言い負かそうとする子どもが増えているといいます。専門家は「孤立やいじめにつながる恐れがある」と警鐘を鳴らします。
■「それってあなたの感想ですよね?」も…
先月末、都内の家庭では、母親と小学1年生の息子との間で、こんなやり取りがありました。
母:「宿題もっと早くからやっておけば、良かったんじゃないの?」
息子:「それってあなたの感想ですよね?」 母親:「感想というか、えっ?教育的な指導じゃない?これはと思いながらも、モヤモヤします。自分が最後に言い切らないと気が済まないみたいな。何でこういう言い方になるのかな?と」 小学1年生:「例えば、ケンカとかで『あなたの感想ですよね?』『だから、何ですか?』って、いつも言っている」 別の家庭では、こんなやり取りがありました。 母:「帰宅が遅くなるなら、ちゃんと連絡して!」 息子:「じゃあ、ママが遅くなる時に何時に帰るとか、どこにいるとか、細かく連絡してきてるの?」 母:「…」 息子:「はい論破!」 相手を言い負かそうとしたり、相手よりも自分が優位に立っていることを示そうとしたりする、いわゆる「マウント」です。■背景に…専門家「自分のことをもっと見て」 今、こうした“マウント小学生”が増えているといいます。背景には一体、何があるのでしょうか? 教育に詳しい アルバ・エデュ 竹内明日香代表理事:「一種の承認欲求で、周囲に対して、自分のことをもっと見て、もっと認めてというその気持ちの裏返しが、自分の方が上なんだというマウントにつながったりしている」 母親:「(小学4年生の息子が)『それってあなたの感想ですよね?』と私に口答えした。カチンときました。学校ですね。お友達が言っているんだと思う。これからどんどん違うことも勝手に吸収してくると思うので、ちょうど、そのことで悩んでいた」「住んでいるエリアにタワマンが多いので、『住んでいるフロア何階だから』みたいなことが子どもたちの会話である」■親のすべき対応は?「真正面から否定せず…」 こうしたマウントについて、専門家は次のように指摘しました。 竹内代表理事:「その子自身が今度は対立、孤立してしまって、いじめられてしまうということもあるかと思う」 では、すぐにマウント行為に及ぶ子どもに対し、親はどのように接していけば良いのでしょうか? 竹内代表理事:「ただただ対立をあおるような言葉遣いをしているのであれば、真正面から否定せずに『人との関係がきちんと築けないわよ』『筋道を立てて対話や議論ができるようにした方が良いよ』ときちんと声を掛けてあげた方が良いと思う」(「グッド!モーニング」2023年9月6日放送分より)
息子:「それってあなたの感想ですよね?」
母親:「感想というか、えっ?教育的な指導じゃない?これはと思いながらも、モヤモヤします。自分が最後に言い切らないと気が済まないみたいな。何でこういう言い方になるのかな?と」
小学1年生:「例えば、ケンカとかで『あなたの感想ですよね?』『だから、何ですか?』って、いつも言っている」
別の家庭では、こんなやり取りがありました。
母:「帰宅が遅くなるなら、ちゃんと連絡して!」
息子:「じゃあ、ママが遅くなる時に何時に帰るとか、どこにいるとか、細かく連絡してきてるの?」
母:「…」
息子:「はい論破!」
相手を言い負かそうとしたり、相手よりも自分が優位に立っていることを示そうとしたりする、いわゆる「マウント」です。
■背景に…専門家「自分のことをもっと見て」
今、こうした“マウント小学生”が増えているといいます。背景には一体、何があるのでしょうか?
教育に詳しい アルバ・エデュ 竹内明日香代表理事:「一種の承認欲求で、周囲に対して、自分のことをもっと見て、もっと認めてというその気持ちの裏返しが、自分の方が上なんだというマウントにつながったりしている」
母親:「(小学4年生の息子が)『それってあなたの感想ですよね?』と私に口答えした。カチンときました。学校ですね。お友達が言っているんだと思う。これからどんどん違うことも勝手に吸収してくると思うので、ちょうど、そのことで悩んでいた」「住んでいるエリアにタワマンが多いので、『住んでいるフロア何階だから』みたいなことが子どもたちの会話である」
■親のすべき対応は?「真正面から否定せず…」
こうしたマウントについて、専門家は次のように指摘しました。
竹内代表理事:「その子自身が今度は対立、孤立してしまって、いじめられてしまうということもあるかと思う」
では、すぐにマウント行為に及ぶ子どもに対し、親はどのように接していけば良いのでしょうか?
竹内代表理事:「ただただ対立をあおるような言葉遣いをしているのであれば、真正面から否定せずに『人との関係がきちんと築けないわよ』『筋道を立てて対話や議論ができるようにした方が良いよ』ときちんと声を掛けてあげた方が良いと思う」

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