広島平和記念資料館の入館者、外国人が4割…きょう78回目の原爆忌

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広島は6日、78回目の原爆忌を迎えた。
G7サミット開催やコロナ禍の制限の緩和を背景に、広島平和記念資料館の入館者数は増えている。
今年4~7月の入館者数は計65万6114人(速報値)で、前年同期の2・3倍となった。通年で最も入館者数が多かったコロナ禍前の2019年度(175万8746人)を超えるペースで推移している。
外国人が占める割合も4~7月は39・8%(計26万1123人)と、19年度の29・7%を大幅に上回る。時間をかけて見学する外国人も増えているという。
資料館のホームページの閲覧数もサミットを機に増加。5月は30万5049件と前年同月比の約4倍、6月も約2倍に増えた。
英語での証言を行う被爆者の八幡照子さん(86)(広島県府中町)は「核を巡る国際情勢が悪化する中、原爆が使われると何が起きるのかを具体的に知りたいという関心は高まっている」と話す。

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