「現実を受け入れられない」遺族がコメント 計画的な犯行か 札幌・すすきの殺人事件

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札幌・すすきののホテルで、首を切断された状態の男性の遺体が見つかった殺人事件。
男性が事件前に運転したとみられる車が見つかったほか、家族に行き先を告げていなかったことがわかりました。
これは被害男性が事件前に運転したとみられる車。
きのう札幌市中央区内の駐車場で見つかりました。
車は鍵がかかった状態で、車内に財布や携帯電話はありませんでした。
(百瀬記者)「男性は恵庭にある自宅から車で札幌に向かったということです」
札幌市中央区のホテルで今月2日、首を切断され頭部のない状態で見つかった、恵庭市の会社員の男性(62)。
遺体発見から4日が経ち、徐々に足取りが明らかになってきました。
「ホテル近くで待ち合わせ」
捜査関係者によりますと、自宅から札幌まで車で移動した男性は、1日午後11時まえにホテルの近くで待ち合わせをして2人で入室。
男性と一緒にいた人物は、翌日の午前2時10分ごろにひとりで退室し、西方向に向かったとみられています。
おととい妻から行方不明届がありましたが、この数日前から男性はいなくなり、
外出する際、家族に行き先を告げていなかったことが、捜査関係者への取材でわかりました。
(近所の人)「大変ね、若いのにね、新聞を見てびっくりした」
男性を殺害したとみられる一緒にいた人物。
その犯行の計画性も見えてきました。
「服装を変える」
関係者などによりますと、この人物はホテルの入室時は大型の黒いスーツケースを持って白っぽい服を着ていましたが、
退室時には上下黒っぽい服でリュックサックを背負うなど服装を変えていたということです。
捜査を逃れようとしたともとれる行為。
さらには発覚を遅らせようとしたのか、男性の頭部や服、車の鍵などは持ち去られたとみられています。
奇怪で残酷な事件。
遺族はきょう「あまりにも突然のことで心を痛めており、現実を受け入れることはできません」とコメントを出しました。
警察は殺人・死体遺棄事件として、一緒にいた人物の行方を追っています。

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