給食のカレーに漂白剤…小学校の美人教諭「犯行直後の戦慄言動」

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「泡がブクブクして、臭~い」
キッカケは、配膳係の児童の指摘だった。給食用のワゴンの食缶を担当のクラスへ運ぶと、フタを開けたとたんに鼻を突くような異臭が。児童の指摘を受けた担任が警察に通報し、犯行が発覚したーー。
9月16日、埼玉県警入間署は威力業務妨害の疑いで同県富士見市立水谷東小学校教諭の半沢彩奈容疑者(24、同県川越市)を逮捕した。県警によると、半沢容疑者は9月15日昼頃、水谷東小の校舎3階廊下に置かれた給食用のカレー缶(直径30センチ、深さ30センチ、1クラス23人分)の中へ、塩素系漂白剤を混入したとされる。3階の棚からは、漂白剤が入っていたとされる600ミリリットルの容器が空になって見つかった。
「富士見市給食センターが小学校のカレー缶をすべて引きとると、児童が担当していたモノ以外は異常がなかったそうです。塩素臭は、耐えられないほど強かったとか。幸い、カレーを食べた児童はいませんでした。小学校は全児童の安否を確認するなど、一時騒然となりました」(全国紙社会部記者)
異変が起きたのは、半沢容疑者が今年3月まで2年間担任していたクラスだ。半沢容疑者は、20年4月から同校に勤務。警察の取り調べに対しては、素直に応じているという。
「漂白剤は、薬局で購入してカバンに入れて学校に持ってきたようです。犯行動機に関しては、こう供述しています。『3月まで担当したクラスの担当を外され悔しかった。人事にとても不満があった』と。
保護者からは、おおむね評判が良かったそうです。『とても熱心で、いつもニコニコしていた』と。美人教諭としても有名だったとか。一方で『思い込みが激しく考えが偏っていた』という声も聞かれました」(同前)
組織では異動は常だ。9月16日に記者会見した市教育委員会の山口武士教育長は、次のような趣旨のコメントをしている。
「信じられません。『(半沢容疑者は)担任していたクラスを、翌年期も受け持ちたい』という希望を持っていたと聞いています。しかし毎年クラス替えをし、教諭も担任が変わるのは一般的です。問題があって替えたのではない」
人事に不満があったからといって、「漂白剤混入」という形で不満の矛先を児童へ向けるのは明らかに間違っている。犯行直後の半沢容疑者の言動も、まったく理解しがたい。
「事件発覚後、小学校は対応を協議するためすべての教諭を集めたそうです。しかし、半沢容疑者の行方だけがわからなかった。『どうしたのだろう』と携帯やSNSを通じて連絡すると、校内に隠れているのが見つかったそうです。校長が半沢容疑者から事情を聴くと、『私が漂白剤を入れました』とスグに認めたとか。同校に駆けつけた警察が、半沢容疑者に任意同行を求め逮捕にいたったんです」(同前)
もし、有害物質の混入したカレーを多くの児童が食べていれば……。半沢容疑者の一人よがりな犯行で、犠牲者が出なかったことは不幸中の幸いだろう。

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