【独自】「すりおろしリンゴ」食べ意識不明 生後6カ月の女の子に何が

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鹿児島・姶良市の保育園で、生後6カ月の女の子が意識不明になる事故があった。
事故があったのは、4月18日午後3時20分ごろ。保育士は、おやつの時間にすりおろしたリンゴを女の子に食べさせ、あおむけに寝かせたという。
その後、女の子は顔色が悪くなり、のどに何かを詰まらせて、心肺停止の状態に。
ドクターヘリで、鹿児島市内の病院に運ばれた。
関係者によると、事故から1カ月以上たった現在も、女の子の意識は戻らず、人工呼吸器をつけている状態だという。
当時、保育士が女の子の背中をたたいたところ、鼻から、すりおろしたリンゴのようなものが出てきた。
しかし、のどに詰まっていたのが、リンゴかどうかはわかっていないという。
23日、保育園側は、2回目の保護者説明会を行った。
FNNが入手した説明会の音声では、園側の詳細な説明が遅れたことに、怒りの声が相次いでいた。
保護者「病院に園長先生が自ら行って、(状況を)聞きに行ったのかなって。先生自ら」園長「申し訳ありません。それはしておりません」保護者「なんで行かなかったんですか。申し訳ありませんでしたって言われても、全然響かないんですけど」
説明会に出席した保護者は、「うちの子も低年齢なので、ご飯を食べさせてもらっているので、もしかしたら自分の子だったかもというのは、今もちょっと恐怖心があります」と話した。
24日午後3時ごろ、保育園の園長は、FNNの単独インタビューに、「(担当していたのは)保育士資格を持ってる、うちの経験も長い。現在までの私どもの、当該園児ならびに保護者の方への対応が、非常に後手後手というか、ずさん。はっきり言えば、ずさんだった。今回起こってしまったことに対して、先方やほかの保護者には非常に申し訳なく思う」と答えた。
リンゴを食べたあとに起こった問題は、5月16日に愛媛県でも…。
生後8カ月の男の子が、保育園で給食のリンゴを食べたあと、一時心肺停止となり、意識不明の重体になる事故が起きたばかり。
リンゴをのどに詰まらせてしまう可能性は、あるのだろうか。
母子栄養協会・川口由美子代表理事「リンゴは、小さく切ったものであっても、のどに詰まりやすい。(ポイントは)しっかり調理のときに、指などで全体的になめらかになっているかをチェック」
姶良市の事故では警察も捜査を進めているほか、市は検証委員会を立ち上げて、原因調査と再発防止の取り組みを進めていくとしている。

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