「明るくフレンドリーな先生」=前日まで勤務、生徒ら衝撃―逮捕の尾本容疑者

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東京都江戸川区の民家で住人男性を殺害したとして逮捕された尾本幸祐容疑者(36)は、勤務していた中学校で「明るく、フレンドリーな先生」として親しまれていた。
逮捕前日まで普段と変わらぬ様子で働いており、生徒や学校関係者らに衝撃が広がった。
勤務先の区立松江第五中は10日午後、緊急記者会見を開いた。荒巻淳校長は同容疑者について「明朗快活で、誰とでも穏やかに会話ができる。勤務状況や人間関係も良好で、中堅教員として手本になっていた」と説明。9日の放課後まで仕事をしていたといい、「言葉にならない」と驚きを隠せない様子だった。
同校2年の女子生徒(13)は「(同容疑者は)生徒たちを大切にしていた。いつも笑顔だった」と振り返った。9日にも校内であいさつしており、「事件とは関係ないと思っていた。ショックです」と声を落とした。別の女子生徒(13)も「元気でフレンドリーな先生だった」と語り、「怖いし、びっくりした」と話した。
尾本容疑者は江東区で妻や3人の子どもと暮らしていた。近所の主婦(66)は同容疑者が子どもとボールで遊んだり、自転車で公園に行ったりする姿をよく見掛けたといい、「子煩悩で優しいお父さんだった。信じられない」と驚いた。
一方、無職女性(76)は以前、猫に餌を与えていた際、尾本容疑者から「餌をやるな」と怒鳴られたという。「地域の人に高飛車な態度を取るのはいかがなものかと思った」と話した。

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