三重のこども園、給食を4時間強要し失禁させる…虐待疑いで立ち入り調査

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三重県桑名市の私立「長寿認定こども園」で、保育士が園児に給食を食べるよう約4時間にわたり強要したうえ、失禁させるなどの虐待が疑われる不適切保育があり、市が立ち入り調査していたことが8日、分かった。
市によると、3月中旬に保護者から市に相談があって発覚。市は4月28日に調査に入り、今年2~3月に給食を食べるよう強要したり、園児の足を引っ張ったりする不適切保育が数件あったことを確認した。ほかにも同様な事例がなかったか調べているという。
園は4月21日に保護者会を開き、不適切保育があったことを説明して謝罪。担当する保育士を自宅待機にするなどし、園長は交代させたという。園側は「不適切保育が複数あったと認識しており、調査には協力していきたい」としている。
市は別の保育士や臨床心理士を派遣し、園の保育士の指導や園児のケアに着手。さらに相談窓口や第三者委員会の設置などを検討するほか、県との特別指導監査などを行う方針。

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