「幸せになってほしかった」被害者の家族が胸の内明かす 女性強盗殺人事件 三重

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三重県鈴鹿市のアパートで女性が殺害され、所持品が奪われた事件。なぜ、事件に巻き込まれたのか。捜査が続く中、女性の家族が今の思いを語りました。
「悪い生活をするのではなく幸せになってほしかった。妻が亡くなって悲しい」(妻を殺害されたブラジル人男性 48歳) 悲痛な胸の内を明かした、ブラジル人の男性。男性の妻は先週、変わり果てた姿で見つかりました。 鈴鹿市、寺家にあるアパート。ここに住む、アイハラ・アルメイダ・ロゼリさん(46)が3日午後10時すぎ、1階の階段付近で血を流して倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されました。 「午後10時前ぐらいにコンビニに出かけた。帰りにこの前を歩いていたら、近くからけっこう大きな声で泣き声、騒ぎ声が聞こえて」(近所の住民) 「叫び声は午後10時ぐらい。わーっていう女の人の声。担架が来て、乗せられた後に女性がいたところは血だまりだった」(近所の住民) アイハラさんの首や頭には刃物で切られたような傷が複数あり、所持品が離れた場所で見つかっていることなどから警察は強盗殺人事件と断定しました。 警察によりますと、アイハラさんの部屋の中には、争ったような跡はなく、電気は消えていて、施錠されていたということです。 「女性の声でした。言い合うような声だと思います。女の人がキャーって言ってそのあと大きな音がしたので多分それが階段から落ちた音かな」(近所の住人) アイハラさんは、部屋の外で襲われたのか。捜査関係者などによると、事件後、現場付近から立ち去る男が目撃されていて、関連を調べています。
事件から4日がたった、7日、アイハラさんの夫と娘2人がメ~テレの取材に応じました。 「妻には幸せになってほしかった。亡くなったことで悲しいと思っている」(アイハラさんの夫) 家族によると、アイハラさんはサンパウロ出身で、17歳の時に来日。 千葉県や長野県などを転々とし、自動車工場などで働いてきました。 9年ほど前からは三重県の四日市市で夫や娘などと暮らしていましたが、2022年11月、夫婦関係のもつれなどがきっかけでアイハラさんは、鈴鹿市で暮らすようになったといいます。 お菓子作りが好きだった、アイハラさん。美容の分野にも興味があり、エステサロンの開業に向け、勉強をしていたということです 「想像していなかった。正直幸せに暮らしていてほしかった。なぜこのような事件に巻き込まれたかわからない。疎遠になっていたが、母親は母親なので変わりないので、早く犯人捕まってほしい」(アイハラさんの娘) (5月8日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)

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