大田区都議補選で都民ファが候補者擁立「『住みたくない街ランキング1位蒲田』を脱却したい」

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都民ファーストの会が8日、東京都議会議員補選の大田区選挙区に元大田区議の奥本有里氏を公認することを発表した。同補選は5月26日告示、6月4日投開票となっている。 4月の大田区長選に2人の大田区選出の都議が立候補したことで、2人の欠員が生じ、補選となった。衆院解散がささやかれ、来年には都知事選があるなかで注目度の高い選挙となっている。
奥本氏は2019年に大田区議選に出馬し当選。21年に都議選に出馬するも落選していた。奥本氏は「女性の政治参加が遅れているなかで小池都知事は先陣を切って男性だらけの政治の世界に飛び込んで道を切り開いた女性政治家の1人だと思っています。その道を次の世代の私たちがバトンをつなぎたい」と意気込んだ。
公約は子育て実質無料化のほかに、「『住みたくない街ランキング1位蒲田』を脱却したい。自転車盗難件数全国1位は蒲田5丁目という汚名を持っていますが、なんとしても返上したい」と治安対策を訴えている。また、大田区ではJR・東急蒲田駅と京急蒲田駅を結ぶ牾蒲線瓩話題となっているが、賛成の立ち位置だと表明した。
当選できるのは2人。都政関係者は「自民党は間違いなく候補者を立てるでしょう。日本維新の会はすでに大田区に現職都議がいますが、党の勢いがあるのでいい候補者がいればやはり立てるはず。区長選に落選した元都民ファの森愛氏の動向も気になるところです」と指摘している。

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