調教前に暴れたオス馬、一般道を100m逃走…笠松競馬場では昨年度も放馬5件

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岐阜県地方競馬組合は8日、笠松競馬の競走馬が暴れて一般道に逃げ、厩務(きゅうむ)員が打撲を負う放馬事案があったと発表した。
発表によると8日午前3時35分頃、厩務員が円城寺厩舎から調教のためオスの馬を引いて、約1・5キロ離れた競馬場に向けて専用馬道を歩いていたところ、馬が突然暴れ出し、顔に装着していた馬具が外れた。馬はそのまま逃げ、馬道と交わる一般道を約100メートル走った後、保護された。馬が暴れた際に厩務員が左腕に打撲の軽傷を負ったが、一般人との接触はなかった。
馬道と一般道は柵で仕切れるようになっているが、当時は馬の移動のため開いていた。柵の近くで馬が暴れ出したため、閉めるのも間に合わなかったという。また、馬具の装着が甘かったとみられ、組合は再発防止のため、全調教師に対し、馬具の確実な装着と確認、徹底をメールで呼びかけた。
同競馬場では昨年度、5件の放馬事案が発生していた。

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