大胆な服装で「ミスキャンパス」に出場した元女子大生も…闇バイト強盗「女性かけ子」たちの驚きの経歴

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飛行機から警察車両に乗り込む際、女は報道陣へ向かって軽く頭を下げた。
3月17日にフィリピンから強制送還されたのは、闇バイト強盗グループの「かけ子」だったとみられる山田李沙容疑者(26)だ。警視庁捜査2課は、移送中の機内で山田容疑者を窃盗の疑いで逮捕。日本に到着後は、警視庁渋谷署で取り調べを受けた。
「山田容疑者は’19年11月、都内に住む60代の女性からキャッシュカード5枚を騙しとった特殊詐欺事件に関与しているとみられます。警察官や金融庁の職員を名乗り、電話をかけていたようです。
フィリピン当局は同月、首都マニラ市内にある犯行グループの拠点となっていた廃ホテルを摘発。36人の身柄を確保しますが、山田容疑者は摘発を逃れ逃亡していました。拘束されたのは、今年1月になってからです」(全国紙社会部記者)
山田容疑者以外にも、フィリピンで拘束されている犯行グループは複数人いる。中でも異例の経歴を持つのが、山田容疑者と同じく「かけ子」だったとみられる熊井ひとみ容疑者(24)だ。『週刊現代』(3月25日号)によると、父親は政治家で祖父は勲章をもらった名士。自身も多摩美術大学で「ミスキャンパス」に参加した、元女子大生だったという。
「『週刊現代』は、日本一かわいい新入生を決める『フレッシュキャンパスコンテスト』に出場していたと報じています。高校時代は陸上部に所属しスポーツ少女の印象だったが、以来、大胆な服を着て夜の街に出かけるようになったとか。生活が派手になる一方、常におカネに困っていたそうです。高額の報酬目当てに、闇バイト強盗に手を染めてしまったのでしょう」(同前)
闇バイト強盗では、SNSを通じ「報酬1000万円」「日当100万円」という好条件を提示し実行犯を募集していたとされる。「ルフィ」や「キム」などと名乗る指示役は、応募者に身分証や実家の住所などを提示するよう要求。こうした手続きを経て、初めて仕事内容が「特殊詐欺」や「強盗」だと明かしていたという。
「一定の時間が経つと情報が消去される機能のある通信アプリ『テレグラム』を使い、実行犯に顔写真や運転免許証などの画像を送るよう求めていたようです。一旦画像を送ると、『逃げたらヒドい目に遭うぞ』という趣旨のメッセージが。
家族構成まで伝えていたため、親族にまで危害が加えられるのを恐れ簡単には抜けられません。実際『いきなり自宅に見知らぬ男が訪ねてきた』『監視されていると思った』と、供述している実行犯もいます。『恐ろしい組織に入ってしまった』と。高額報酬に目がくらみ一旦応募すると、犯罪に手を染め続けるしかなくなってしまうのです」(同前)
良家に生まれ名門芸術大学に入学しながら、闇バイト強盗に加担してしまった熊井容疑者。近日中にも、フィリピンから強制送還される予定だ。

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