信じたくない…「しっかり者」の悲報に同級生ら言葉失う タリウム女子大生殺害

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京都市の女子大学生に劇薬のタリウムを摂取させて殺害したとして、大阪府警が殺人容疑で知人の不動産賃貸業、宮本一希容疑者(37)=京都市左京区=を逮捕した事件。
「信じられない」。亡くなった立命館大3年、浜野日菜子さん(21)の同級生らは、突然の悲報に口をそろえた。
同級生らによると、周囲からは「ひなちゃん」と呼ばれていた浜野さん。小学校の同級生の女性(21)は、「本当に優しく、頭もよくて、勉強を教えてくれるなどいつもサポートしてくれた」と振り返る。
絵や工作が得意で、友人と一緒に絵を書いたり、折り紙をちぎって絵を作るちぎり絵を作ったりして遊んでいた。小学校の社会科見学で漫画家の体験をした際には、「出来栄えは周りの子たちを頭ひとつ超えていた」という。周囲には「イラストレーターになりたい」と夢を語っていた。
小学校を卒業後は大阪市内の中高一貫校に進学。女性は学園祭に誘われ、「キラキラした目で学校を案内してくれた」ことをよく覚えている。「信じたくなかった。なんでこんなことになったのか」と悔やんだ。
小学校の同級生だった男性(20)は「誰とでも仲良くなれるしっかり者だった」。幼少期を知る40代女性は「明るく礼儀正しい子だった。言葉にならない」と涙をにじませた。

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