コンビニ2店、1年に5回ずつ詐欺防いだ 「不快感与えず説得」

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特殊詐欺被害を防いだとして、神奈川県警はコンビニエンスストア「ローソン横須賀鷹取店」と「ローソン・スリーエフ大磯国府店」の関係者に感謝状を贈った。両店が2022年に特殊詐欺を未然に防止したのは、それぞれ5件目で県内最多。
「だまされない自信あった」詐欺被害9割の本音 このうち「ローソン横須賀鷹取店」のアルバイト店員で、産業能率大1年の金子祥大(しょうた)さん(19)=横浜市=には26日、田浦署で感謝状が手渡された。

田浦署によると、22年12月16日午後7時半ごろ、80代男性が店を訪れ、レジにいた金子さんに電子マネーを「9万円分購入したい」と申し出た。金子さんが尋ねると、自宅パソコンに「ウイルス感染」が表示され、サポート先に電話すると、電子マネーの支払いを要求されたという。金子さんは22年9月にも、店で被害を未然に防いだ同様の手口を伝えるなど約10分間説得し「警察に相談を」とアドバイス。男性は一旦自宅に戻り、家族から署に通報し、被害は免れた。 金子さんは「男性に対し、不快感を与えないように心がけた。アルバイトでも責任感を持ち対応したい」と話した。田浦署は「犯罪防止に対する店側の意識が高い」と評価している。【橋本利昭、牧野大輔】
このうち「ローソン横須賀鷹取店」のアルバイト店員で、産業能率大1年の金子祥大(しょうた)さん(19)=横浜市=には26日、田浦署で感謝状が手渡された。
田浦署によると、22年12月16日午後7時半ごろ、80代男性が店を訪れ、レジにいた金子さんに電子マネーを「9万円分購入したい」と申し出た。金子さんが尋ねると、自宅パソコンに「ウイルス感染」が表示され、サポート先に電話すると、電子マネーの支払いを要求されたという。金子さんは22年9月にも、店で被害を未然に防いだ同様の手口を伝えるなど約10分間説得し「警察に相談を」とアドバイス。男性は一旦自宅に戻り、家族から署に通報し、被害は免れた。
金子さんは「男性に対し、不快感を与えないように心がけた。アルバイトでも責任感を持ち対応したい」と話した。田浦署は「犯罪防止に対する店側の意識が高い」と評価している。【橋本利昭、牧野大輔】

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