泥酔し公用スマホ紛失、虚偽報告 尼崎市職員を懲戒処分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

兵庫県尼崎市は27日、個人情報を含む公用スマートフォンを紛失し、虚偽の報告をしたとして、武庫地域課の男性職員を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。スマホには市民の電話番号17件とLINE(ライン)の連絡先48人分などが登録されていたが、情報漏えいは確認されていないという。処分は25日付。
尼崎市の委託業者、路上で寝込みUSB紛失 市によると、職員は2022年12月1日夜、同僚らと飲食し、泥酔して午後11時半ごろタクシーに乗せられた。その後、職員の記憶はなく、帰宅途中に公用スマホを財布や免許証とともに紛失した。

職員は5日に尼崎南署に遺失物届を出していたが、上司には12日に「8日に紛失に気づき、12日に遺失物届を出した」と虚偽の説明をした。15日、職員の自宅近くで、別の職員がスマホを見つけた。 市の内規で公用スマホの持ち出しは許可が必要だが、同課は年単位で許可していた。市では22年6月、全市民の個人情報が記録されたUSBメモリーを委託業者が泥酔して一時紛失した。職員は「USBメモリーの紛失が頭をよぎり、自分で探そうと思った」と話したという。 市は紛失と発見について発表していたが「重要な報告をせず、誤った事実を公表することになり市政への信用を損ねた。情報漏えいのリスクを高めた」ことを処分理由とした。【亀田早苗】
市によると、職員は2022年12月1日夜、同僚らと飲食し、泥酔して午後11時半ごろタクシーに乗せられた。その後、職員の記憶はなく、帰宅途中に公用スマホを財布や免許証とともに紛失した。
職員は5日に尼崎南署に遺失物届を出していたが、上司には12日に「8日に紛失に気づき、12日に遺失物届を出した」と虚偽の説明をした。15日、職員の自宅近くで、別の職員がスマホを見つけた。
市の内規で公用スマホの持ち出しは許可が必要だが、同課は年単位で許可していた。市では22年6月、全市民の個人情報が記録されたUSBメモリーを委託業者が泥酔して一時紛失した。職員は「USBメモリーの紛失が頭をよぎり、自分で探そうと思った」と話したという。
市は紛失と発見について発表していたが「重要な報告をせず、誤った事実を公表することになり市政への信用を損ねた。情報漏えいのリスクを高めた」ことを処分理由とした。【亀田早苗】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。