【独自】わずか2年でゴミ山に…群馬の私有地に山積みの“廃棄物” 相談60件以上も県は「生活環境に支障を来していない」

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高く積まれた、無数の廃棄物。“私有地に廃棄物が放置されている”という情報を得て、「めざまし8」の取材班が訪れたのは、群馬県・桐生市にある私有地です。
許可を得てドローンを飛ばし、私有地の外から現場を見てみると、かなり広い範囲に廃棄物が広がっていることがわかります。
畳や土に混ざった袋、三角コーンや鉄板など、建設作業などで出たとみられる無数の廃棄物が高く積み上げられています。ゴミは、私有地周辺の道路や木の枝にも飛散し、隣接する林にもじゅうたんなどが置かれていました。
私有地から数十メートル先には、住宅地が。
近隣住民は、廃棄物の山による悪臭や、ゴミが飛んでくる被害を訴えています。
近隣住民:悪臭…とにかくカビ臭いのが漂っているので。砂ぼこりもすごいですし、外に洗濯物を干せないような感じです。
近隣住民:非常に景観がいいところなんですよ。数年したら、近くのゴミの山ができてしまった。
以前は景観が良かったというこの場所が、わずか2年でゴミの山になったといいます。群馬県によると、この私有地の所有者は外国人。県外から廃棄物を運んできているといいます。
住民からは60件以上の撤去の相談が寄せられており、県は所有者に適正な処理をするよう注意をしていますが、状況に変化はありません。
めざまし8は、県外に住むという所有者に取材を試みましたが、会うことはできませんでした。
こうした廃棄物を県が撤去することはできないのでしょうか?取材に対し、県の担当者はこう話します。
県の担当者:現時点では廃棄物が敷地内にとどまっていて、周辺の生活環境に支障を来していないと判断している。今後、周囲の生活環境に支障が出ていると判断すれば、行政代執行によって必要な分だけ除去する可能性はある。
(めざまし8 1月27日放送)

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