“客を風俗に沈めた”秋葉拓也容疑者(27)が抱えていた“ある事情”「家族に借金があって親に小遣い」「客に時間を使う良心的なホストだった」《売り専、汁男優の過去も…》

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《逮捕者13人 歌舞伎町ホストの実態》現役ホスト「客が自分から(風俗に)競うように落ちる」vs.女性客「闇金バリの取り立て」「売春直後に現ナマを持っていかれた」 から続く
売り上げ1000万円の“ツケ”を回収するため、20代女性を東京・吉原などのソープで働かせたなどとして、売春防止法違反の疑いで逮捕された秋葉拓也容疑者(27)。
【画像】「家族に借金があって親にも小遣いを…」秋葉容疑者の苦労人の顔
事件が発覚し逮捕されたのは、子供3人とシングルマザーと同棲して“良き父”の顔で、子供の保育園の送り迎えをするなど充実した生活を送っていた只中のことだった。ホスト時代の客に苛烈な取り立てをしたことが明らかになり、そのギャップに戸惑う周囲の声は少なくない。
ホスト時代の秋葉容疑者
秋葉容疑者が働いていた店舗は、日本最大のホスト街である歌舞伎町2丁目にあった。コロナ禍以降、街は空前のホストブームに沸いている。マッチングアプリで気軽にホストと出会えるようになって客の裾野は広がったという。普通の会社員女性が沼にハマっていく様子は♯2で取り上げた通りだ。
なかには“闇金レベル”の執拗な取り立ても行われるという厳しい世界だが、「秋葉容疑者はそんな男同士のギラついた競争下にいた人には全く見えなかった」と近隣住民らは声をそろえる。秋葉容疑者は、なぜホストの世界に足を踏み入れたのか――。
「彼は借金を抱えていた」 そう語るのは、秋葉容疑者が在籍した店に通い本人とも接点があったという20代女性だ。「親にも小遣い」“売り専”や“汁男優”の過去も「彼のことは4年ほど前に体験入店で入ってきた時から知っています。真面目で向上心が高く、レギュラーで店に毎日入るようになってからはすぐにランキングに入るトップの常連でした。たまに店で話すこともありましたが、彼は『家族にかなりの額の借金があり返さなければならなくてホストを始めた』『親にも小遣いを渡さなければならない』とこぼしていたのを覚えています。 同僚の話では、実はもともとゲイ専門の風俗の“売り専”で働いていて、辛くなって水商売を始めたようで、AV業界でいわゆる汁男優の仕事をしたこともあったとか。別店舗に在籍していたこともありましたが、新人賞をとるなど実力は高かったと思いますね」 苦労人としての一面もあったという秋葉容疑者。この女性は、秋葉容疑者が在籍していた店舗や、歌舞伎町の別のホストクラブなどで、支払いのできない女性客にホストが暴力をふるったり罵声を浴びせたりする姿を見たこともあるとも話す。それに比べれば、秋葉容疑者の取り立ては「かなり良心的に見えた」と振り返るのだ。秋葉容疑者の営業スタイル「言葉遣いも丁寧」「歌舞伎町は『入金日までに何とかしろ!』と迫る激しいホストも多いですが、秋葉容疑者は『ゆっくり返してくれればいい』というスタンスでした。客に酒を無理矢理煽ることもなかったですし……。客に時間を使うタイプで、アフターで夜を共に過ごしても朝解散ではなく、翌日の昼ご飯を一緒に食べるような人でした。 私の知人を店に紹介した時も、『遠方から来てくれるんでアフターに誘ってもいいですか?』と、客同士の人間関係を考えて事前に連絡をくれましたし、“親しき仲にも礼儀あり”と客への言葉遣いも丁寧。肩を持つようですが、『ソープ行かせるから』というのも、『変な人に捕まるよりは紹介するよ』ぐらいの話し方だったんじゃないかなと思います。 積極的に“沈める”というのは、普段の彼からはちょっと想像がつかなくて……」 とはいえ、風俗に“沈む”光景そのものは「歌舞伎町では日常的な風景だ」と女性は話す。他のホストに比べれば優しく、「比較的若くてまともな指名客が多かった」という秋葉容疑者の客たちも、その例外ではなかったらしい。 前出の女性が続ける。公務員女性がホストで宣言「これからは風俗で支えます!」「秋葉容疑者の太客は何人かいましたが、印象が強いのは元公務員の女性です。最初に来店した時は全然ホストに慣れてない様子でしたが、すぐにハマって秋葉容疑者に毎日会いに来るようになりました。 当然、昼職の貯金はすぐに尽き、来ても払うのはテーブル代だけ。水しか頼みません。でも結局、1カ月後ぐらいにはシャンパンを入れ、店内マイクで『昼職辞めました! これからは風俗で支えていきます!』と声高に宣言しました。 この娘もですが、風俗に『沈められた』というより、客自身が応援したくて風俗に『行きました』という感覚に近いんじゃないかな。あとは実家が金持ちで、入金日になると『娘の飲食代いくらですか?』と親が店に直接入金にくる客もいました」 秋葉容疑者がホストを辞めたのは2022年夏頃だといい、シングルマザーの女性と同棲を始めた数カ月後のことだ。辞める少し前には「ようやく落ち着いたんだ」と借金の完済を終えたことを告げ、出勤日数も減っていたという。 女性客が自分を支えるために風俗に身を落とす。 そんなことは歌舞伎町ではあまりにありふれており、良心の呵責はホストにはないようだ。秋葉容疑者が逮捕された事件はあくまで氷山の一角であり、実際にはより悪質な対応をとるホストはザラだという。 こうした女性の話を裏付けるかのように、業界のトンデモ話を語り始めたのは、20年以上歌舞伎町のホストクラブに通う中年女性客だ。売掛金500万円で客に「海外への“出稼ぎ”を指示」「歌舞伎町の有名ホストクラブグループでは、売掛金額が500万円を超えると、海外への“出稼ぎ”を指示されます。ようは『海外で売春して稼いで来い!』ということですね。行き先はアメリカやオーストラリア、中国、韓国、マレーシアがメインで期間は3カ月から半年。これらの国にコネクションを持つスカウトとホストグループが裏で手を組んでいるのです。 また他の有名グループでは、売春はもちろんですが、ホストが振り込め詐欺のやり方を教え、顧客に数千万の金をつくらせるというケースもあります。『内臓を売れ』といった恐喝まがいの取り立てをされ、泣いている女性もいるのが現実なんです」 事件はこれまでに秋葉容疑者のほか、スカウトやソープランドの経営者ら13人が逮捕される事態となっている。夜に巣食い女性を落とすホストの闇は、想像以上に根深いのかもしれない。◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス:[email protected] 文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
「彼は借金を抱えていた」
そう語るのは、秋葉容疑者が在籍した店に通い本人とも接点があったという20代女性だ。
「彼のことは4年ほど前に体験入店で入ってきた時から知っています。真面目で向上心が高く、レギュラーで店に毎日入るようになってからはすぐにランキングに入るトップの常連でした。たまに店で話すこともありましたが、彼は『家族にかなりの額の借金があり返さなければならなくてホストを始めた』『親にも小遣いを渡さなければならない』とこぼしていたのを覚えています。
同僚の話では、実はもともとゲイ専門の風俗の“売り専”で働いていて、辛くなって水商売を始めたようで、AV業界でいわゆる汁男優の仕事をしたこともあったとか。別店舗に在籍していたこともありましたが、新人賞をとるなど実力は高かったと思いますね」
苦労人としての一面もあったという秋葉容疑者。この女性は、秋葉容疑者が在籍していた店舗や、歌舞伎町の別のホストクラブなどで、支払いのできない女性客にホストが暴力をふるったり罵声を浴びせたりする姿を見たこともあるとも話す。それに比べれば、秋葉容疑者の取り立ては「かなり良心的に見えた」と振り返るのだ。秋葉容疑者の営業スタイル「言葉遣いも丁寧」「歌舞伎町は『入金日までに何とかしろ!』と迫る激しいホストも多いですが、秋葉容疑者は『ゆっくり返してくれればいい』というスタンスでした。客に酒を無理矢理煽ることもなかったですし……。客に時間を使うタイプで、アフターで夜を共に過ごしても朝解散ではなく、翌日の昼ご飯を一緒に食べるような人でした。 私の知人を店に紹介した時も、『遠方から来てくれるんでアフターに誘ってもいいですか?』と、客同士の人間関係を考えて事前に連絡をくれましたし、“親しき仲にも礼儀あり”と客への言葉遣いも丁寧。肩を持つようですが、『ソープ行かせるから』というのも、『変な人に捕まるよりは紹介するよ』ぐらいの話し方だったんじゃないかなと思います。 積極的に“沈める”というのは、普段の彼からはちょっと想像がつかなくて……」 とはいえ、風俗に“沈む”光景そのものは「歌舞伎町では日常的な風景だ」と女性は話す。他のホストに比べれば優しく、「比較的若くてまともな指名客が多かった」という秋葉容疑者の客たちも、その例外ではなかったらしい。 前出の女性が続ける。公務員女性がホストで宣言「これからは風俗で支えます!」「秋葉容疑者の太客は何人かいましたが、印象が強いのは元公務員の女性です。最初に来店した時は全然ホストに慣れてない様子でしたが、すぐにハマって秋葉容疑者に毎日会いに来るようになりました。 当然、昼職の貯金はすぐに尽き、来ても払うのはテーブル代だけ。水しか頼みません。でも結局、1カ月後ぐらいにはシャンパンを入れ、店内マイクで『昼職辞めました! これからは風俗で支えていきます!』と声高に宣言しました。 この娘もですが、風俗に『沈められた』というより、客自身が応援したくて風俗に『行きました』という感覚に近いんじゃないかな。あとは実家が金持ちで、入金日になると『娘の飲食代いくらですか?』と親が店に直接入金にくる客もいました」 秋葉容疑者がホストを辞めたのは2022年夏頃だといい、シングルマザーの女性と同棲を始めた数カ月後のことだ。辞める少し前には「ようやく落ち着いたんだ」と借金の完済を終えたことを告げ、出勤日数も減っていたという。 女性客が自分を支えるために風俗に身を落とす。 そんなことは歌舞伎町ではあまりにありふれており、良心の呵責はホストにはないようだ。秋葉容疑者が逮捕された事件はあくまで氷山の一角であり、実際にはより悪質な対応をとるホストはザラだという。 こうした女性の話を裏付けるかのように、業界のトンデモ話を語り始めたのは、20年以上歌舞伎町のホストクラブに通う中年女性客だ。売掛金500万円で客に「海外への“出稼ぎ”を指示」「歌舞伎町の有名ホストクラブグループでは、売掛金額が500万円を超えると、海外への“出稼ぎ”を指示されます。ようは『海外で売春して稼いで来い!』ということですね。行き先はアメリカやオーストラリア、中国、韓国、マレーシアがメインで期間は3カ月から半年。これらの国にコネクションを持つスカウトとホストグループが裏で手を組んでいるのです。 また他の有名グループでは、売春はもちろんですが、ホストが振り込め詐欺のやり方を教え、顧客に数千万の金をつくらせるというケースもあります。『内臓を売れ』といった恐喝まがいの取り立てをされ、泣いている女性もいるのが現実なんです」 事件はこれまでに秋葉容疑者のほか、スカウトやソープランドの経営者ら13人が逮捕される事態となっている。夜に巣食い女性を落とすホストの闇は、想像以上に根深いのかもしれない。◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス:[email protected] 文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))

苦労人としての一面もあったという秋葉容疑者。この女性は、秋葉容疑者が在籍していた店舗や、歌舞伎町の別のホストクラブなどで、支払いのできない女性客にホストが暴力をふるったり罵声を浴びせたりする姿を見たこともあるとも話す。それに比べれば、秋葉容疑者の取り立ては「かなり良心的に見えた」と振り返るのだ。
「歌舞伎町は『入金日までに何とかしろ!』と迫る激しいホストも多いですが、秋葉容疑者は『ゆっくり返してくれればいい』というスタンスでした。客に酒を無理矢理煽ることもなかったですし……。客に時間を使うタイプで、アフターで夜を共に過ごしても朝解散ではなく、翌日の昼ご飯を一緒に食べるような人でした。
私の知人を店に紹介した時も、『遠方から来てくれるんでアフターに誘ってもいいですか?』と、客同士の人間関係を考えて事前に連絡をくれましたし、“親しき仲にも礼儀あり”と客への言葉遣いも丁寧。肩を持つようですが、『ソープ行かせるから』というのも、『変な人に捕まるよりは紹介するよ』ぐらいの話し方だったんじゃないかなと思います。
積極的に“沈める”というのは、普段の彼からはちょっと想像がつかなくて……」
とはいえ、風俗に“沈む”光景そのものは「歌舞伎町では日常的な風景だ」と女性は話す。他のホストに比べれば優しく、「比較的若くてまともな指名客が多かった」という秋葉容疑者の客たちも、その例外ではなかったらしい。 前出の女性が続ける。公務員女性がホストで宣言「これからは風俗で支えます!」「秋葉容疑者の太客は何人かいましたが、印象が強いのは元公務員の女性です。最初に来店した時は全然ホストに慣れてない様子でしたが、すぐにハマって秋葉容疑者に毎日会いに来るようになりました。 当然、昼職の貯金はすぐに尽き、来ても払うのはテーブル代だけ。水しか頼みません。でも結局、1カ月後ぐらいにはシャンパンを入れ、店内マイクで『昼職辞めました! これからは風俗で支えていきます!』と声高に宣言しました。 この娘もですが、風俗に『沈められた』というより、客自身が応援したくて風俗に『行きました』という感覚に近いんじゃないかな。あとは実家が金持ちで、入金日になると『娘の飲食代いくらですか?』と親が店に直接入金にくる客もいました」 秋葉容疑者がホストを辞めたのは2022年夏頃だといい、シングルマザーの女性と同棲を始めた数カ月後のことだ。辞める少し前には「ようやく落ち着いたんだ」と借金の完済を終えたことを告げ、出勤日数も減っていたという。 女性客が自分を支えるために風俗に身を落とす。 そんなことは歌舞伎町ではあまりにありふれており、良心の呵責はホストにはないようだ。秋葉容疑者が逮捕された事件はあくまで氷山の一角であり、実際にはより悪質な対応をとるホストはザラだという。 こうした女性の話を裏付けるかのように、業界のトンデモ話を語り始めたのは、20年以上歌舞伎町のホストクラブに通う中年女性客だ。売掛金500万円で客に「海外への“出稼ぎ”を指示」「歌舞伎町の有名ホストクラブグループでは、売掛金額が500万円を超えると、海外への“出稼ぎ”を指示されます。ようは『海外で売春して稼いで来い!』ということですね。行き先はアメリカやオーストラリア、中国、韓国、マレーシアがメインで期間は3カ月から半年。これらの国にコネクションを持つスカウトとホストグループが裏で手を組んでいるのです。 また他の有名グループでは、売春はもちろんですが、ホストが振り込め詐欺のやり方を教え、顧客に数千万の金をつくらせるというケースもあります。『内臓を売れ』といった恐喝まがいの取り立てをされ、泣いている女性もいるのが現実なんです」 事件はこれまでに秋葉容疑者のほか、スカウトやソープランドの経営者ら13人が逮捕される事態となっている。夜に巣食い女性を落とすホストの闇は、想像以上に根深いのかもしれない。◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス:[email protected] 文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
とはいえ、風俗に“沈む”光景そのものは「歌舞伎町では日常的な風景だ」と女性は話す。他のホストに比べれば優しく、「比較的若くてまともな指名客が多かった」という秋葉容疑者の客たちも、その例外ではなかったらしい。
前出の女性が続ける。
「秋葉容疑者の太客は何人かいましたが、印象が強いのは元公務員の女性です。最初に来店した時は全然ホストに慣れてない様子でしたが、すぐにハマって秋葉容疑者に毎日会いに来るようになりました。
当然、昼職の貯金はすぐに尽き、来ても払うのはテーブル代だけ。水しか頼みません。でも結局、1カ月後ぐらいにはシャンパンを入れ、店内マイクで『昼職辞めました! これからは風俗で支えていきます!』と声高に宣言しました。
この娘もですが、風俗に『沈められた』というより、客自身が応援したくて風俗に『行きました』という感覚に近いんじゃないかな。あとは実家が金持ちで、入金日になると『娘の飲食代いくらですか?』と親が店に直接入金にくる客もいました」
秋葉容疑者がホストを辞めたのは2022年夏頃だといい、シングルマザーの女性と同棲を始めた数カ月後のことだ。辞める少し前には「ようやく落ち着いたんだ」と借金の完済を終えたことを告げ、出勤日数も減っていたという。 女性客が自分を支えるために風俗に身を落とす。 そんなことは歌舞伎町ではあまりにありふれており、良心の呵責はホストにはないようだ。秋葉容疑者が逮捕された事件はあくまで氷山の一角であり、実際にはより悪質な対応をとるホストはザラだという。 こうした女性の話を裏付けるかのように、業界のトンデモ話を語り始めたのは、20年以上歌舞伎町のホストクラブに通う中年女性客だ。売掛金500万円で客に「海外への“出稼ぎ”を指示」「歌舞伎町の有名ホストクラブグループでは、売掛金額が500万円を超えると、海外への“出稼ぎ”を指示されます。ようは『海外で売春して稼いで来い!』ということですね。行き先はアメリカやオーストラリア、中国、韓国、マレーシアがメインで期間は3カ月から半年。これらの国にコネクションを持つスカウトとホストグループが裏で手を組んでいるのです。 また他の有名グループでは、売春はもちろんですが、ホストが振り込め詐欺のやり方を教え、顧客に数千万の金をつくらせるというケースもあります。『内臓を売れ』といった恐喝まがいの取り立てをされ、泣いている女性もいるのが現実なんです」 事件はこれまでに秋葉容疑者のほか、スカウトやソープランドの経営者ら13人が逮捕される事態となっている。夜に巣食い女性を落とすホストの闇は、想像以上に根深いのかもしれない。◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス:[email protected] 文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
秋葉容疑者がホストを辞めたのは2022年夏頃だといい、シングルマザーの女性と同棲を始めた数カ月後のことだ。辞める少し前には「ようやく落ち着いたんだ」と借金の完済を終えたことを告げ、出勤日数も減っていたという。
女性客が自分を支えるために風俗に身を落とす。
そんなことは歌舞伎町ではあまりにありふれており、良心の呵責はホストにはないようだ。秋葉容疑者が逮捕された事件はあくまで氷山の一角であり、実際にはより悪質な対応をとるホストはザラだという。
こうした女性の話を裏付けるかのように、業界のトンデモ話を語り始めたのは、20年以上歌舞伎町のホストクラブに通う中年女性客だ。売掛金500万円で客に「海外への“出稼ぎ”を指示」「歌舞伎町の有名ホストクラブグループでは、売掛金額が500万円を超えると、海外への“出稼ぎ”を指示されます。ようは『海外で売春して稼いで来い!』ということですね。行き先はアメリカやオーストラリア、中国、韓国、マレーシアがメインで期間は3カ月から半年。これらの国にコネクションを持つスカウトとホストグループが裏で手を組んでいるのです。 また他の有名グループでは、売春はもちろんですが、ホストが振り込め詐欺のやり方を教え、顧客に数千万の金をつくらせるというケースもあります。『内臓を売れ』といった恐喝まがいの取り立てをされ、泣いている女性もいるのが現実なんです」 事件はこれまでに秋葉容疑者のほか、スカウトやソープランドの経営者ら13人が逮捕される事態となっている。夜に巣食い女性を落とすホストの闇は、想像以上に根深いのかもしれない。◆◆◆「文春オンライン」では、今回の事件について、情報を募集しています。下記のメールアドレス、または「文春くん公式ツイッター」のDMまで情報をお寄せ下さい。 メールアドレス:[email protected] 文春くん公式ツイッター:https://twitter.com/bunshunho2386(「文春オンライン」特集班/Webオリジナル(特集班))
こうした女性の話を裏付けるかのように、業界のトンデモ話を語り始めたのは、20年以上歌舞伎町のホストクラブに通う中年女性客だ。
「歌舞伎町の有名ホストクラブグループでは、売掛金額が500万円を超えると、海外への“出稼ぎ”を指示されます。ようは『海外で売春して稼いで来い!』ということですね。行き先はアメリカやオーストラリア、中国、韓国、マレーシアがメインで期間は3カ月から半年。これらの国にコネクションを持つスカウトとホストグループが裏で手を組んでいるのです。
また他の有名グループでは、売春はもちろんですが、ホストが振り込め詐欺のやり方を教え、顧客に数千万の金をつくらせるというケースもあります。『内臓を売れ』といった恐喝まがいの取り立てをされ、泣いている女性もいるのが現実なんです」
事件はこれまでに秋葉容疑者のほか、スカウトやソープランドの経営者ら13人が逮捕される事態となっている。夜に巣食い女性を落とすホストの闇は、想像以上に根深いのかもしれない。
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