留置施設にプレステVita持ち込む、40代巡査部長を注意処分 兵庫県警

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留置施設内に持ち込んだゲーム機を使用し、被留置者の監視を怠ったとして、兵庫県警が、淡路方面の警察署の総・警務部門に所属した40代男性巡査部長を警務部長注意処分としたことが27日、産経新聞の情報公開請求で分かった。
処分は昨年12月22日付。
県警監察官室によると、巡査部長は昨年11月9日~24日、3回にわたって、いずれも深夜帯に、留置施設内にゲーム機「プレイステーション(PS)Vita」を持ち込み、録画したテレビ番組を視聴するなどしたという。ゲーム機はカバンの中に隠して持ち込んでいた。県警は内規で看守勤務に専念するよう規定しており、通信機器などを持ち込まないよう指導している。
同24日には約40分間居眠りし、10分に1回程度行うはずの巡回を5回怠っていた。呼び出しに応答がないことを不審に思った署の宿直責任者が留置施設内に入って確認したところ、イヤホンを発見し問題が発覚。直後に巡査部長は、巡回記録に押印したという。
巡査部長は、監察官室の調べに「被留置者が少なく、退屈だった。申しわけない気持ちでいっぱい」と話しているという。

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