マイナカード性別表記の変更却下 性同一性障害者請求に島根県

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戸籍上や住民票では男性だが性同一性障害と診断され、女性として生活している松江市の上田地優さんが、男性と記載されたマイナンバーカードの性別表記を変更するよう島根県に求めた審査請求で、県が請求を却下したことが24日分かった。
上田さんは21年8月、女性への表記変更を求め県に審査請求。その後、性別表記そのものの削除を求める内容を追加した。審査の意見陳述では「戸籍上の性別が知られてしまい自認の性で就職できず、いじめや差別の対象になる恐れがある」と訴えた。
これに対し県の審査会は、請求は「不適法」として却下すべきだと答申し、県は昨年12月9日、却下の裁決を出した。

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