福井の国道158号、積雪でトラック1台動けず…10数台の渋滞発生し燃料切れの車も

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この冬一番の寒波が到来し、24日は日本海側を中心に大雪となり、道路の通行止めや航空機の欠航が相次いだ。
25日も各地で積雪や強い冷え込みが予想され、影響は広がりそうだ。
国土交通省によると、大雪により、24日午後3時時点で、高速道路は北陸道や上信越道など日本海側を中心に15路線130区間で、国道も新潟県や山形県など9路線10区間が通行止めとなった。
新潟、富山、石川の各県では、大雪による車の立ち往生を防ぐため、高速道路や国道で「予防的通行止め」が行われた。
北陸自動車道の金沢森本インターチェンジ(IC、石川県)―砺波IC(富山県)間は24日午後4時時点で通行止めとなった。砺波IC付近では、作業員が「金沢方面通行止」と書かれた案内板と誘導棒を手に、高速道路に入ろうとする車に引き返すように指示していた。
福井県大野市西勝原の国道158号では24日午後8時20分ごろ、トラック1台が積雪のため動けなくなった。この影響で十数台の渋滞が発生し、県奥越土木事務所によると、燃料が切れた車もあるという。同事務所は午後9時半から、現場を含む約14キロの区間を通行止めにした。
空の便や鉄道にも影響が広がっている。航空機は日本海側を発着する便を中心に欠航が相次ぎ、24日午後7時時点で全日空が94便、日本航空が121便に上った。25日も、全日空が85便、日本航空が148便の欠航を決めている。
JR東日本は25日、山形新幹線の福島―新庄間で終日運転を見合わせる。東京―福島間でも一部で運休や行き先の変更があるほか、東北地方などの在来線も一部運休する。

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