ペット専門国家資格「愛玩動物看護師」が4月に誕生へ…獣医療行為も一部可能に

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獣医師を補助して獣医療行為の一部を担うペット専門の新たな国家資格「愛玩動物看護師」が4月に誕生する。
ペットブームで医療ニーズが高まる中、政府は看護の質向上や獣医師の負担軽減を図りたい考えだ。
環境省によると、民間資格の動物看護師は全国に約3万人いるが、獣医療行為を一切できない。しかし近年、飼い主がペットを家族の一員として大切に扱うようになり、長寿化に伴って心臓や腎臓などに慢性疾患を抱えるペットが増加。高度な獣医療を求められる獣医師の負担が増す中、チーム獣医療の充実を図ろうと、2019年成立の愛玩動物看護師法で、愛玩動物看護師の導入が決まった。
愛玩動物看護師は犬猫のほか、インコやカナリアなどの鳥に対し、獣医師の指示の下、採血や投薬、カテーテルによる採尿、犬猫を個体識別するためのマイクロチップ挿入など、危険が比較的少ない獣医療を行うことができる。
第1回の国家試験は来月19日。合格者は4月から、愛玩動物看護師として働ける。受験資格は、愛玩動物看護師の養成課程がある大学・短大や専門学校などの卒業生、予備試験に合格した民間資格の動物看護師など。

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