「責任取らずに誰が納得するのか」記者の厳しい追及に…兵庫・斎藤元彦知事は改めて“続投”意思 19日に「不信任決議案」提出へ

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自らへの不信任決議案が提出される“運命の日”前日の18日、兵庫県の斎藤元彦知事が報道陣の前に現れた。
「このまま議会運営含めて、県の運営ができる状態じゃないですか。責任を取ろうとされていない姿勢だと思うんですけど」と、県政混乱の責任を厳しく追及する記者の方を、苛立ちの表情ものぞかせながら見つめる斎藤知事。そして、「それでもなお、県政の歩みを私として止めずに…」と、18日も続投する考えを示した。
パワハラなどの問題に揺れる斎藤知事を巡っては、18日から百条委員会とは別の「第三者委員会」がスタート。
自殺した元県職員の告発文書について、6人の弁護士が調査を行う。
そして、不信任決議に向けた兵庫県議会の明日の動きも明らかになった。
(不信任決議案の文面)「来年度予算は、新たに県民の信任を得た知事の下で編成されるべきであることから、斎藤知事にその要職は任せられない」
9月定例会開会日の19日、2024年度の補正予算案を審議・可決させた後に、不信任決議案が提出される。採決は夕方以降になる見通しで、全会一致での可決が確実な情勢だ。
“選択の時”が近づきつつある中、これまでと変わらぬ様子で報道陣の質問を受けた斎藤知事は、不信任案が可決された場合の対応についても“これまで同様”の答えを繰り返した。
斎藤知事:どのように対応していくかは、これからしっかり考えていく。
失職か解散か、どちらを選ぶか明言を避けた斎藤知事。
一方で、記者の追及に語気を強める場面もあった。
記者:責任を全く取らないというのは納得できないし、誰が納得するんですか、それで。
斎藤知事:何も責任を取らないということではなくて、3年前の負託、そして4年間の任期の中でしっかり自分の仕事をしていくと、それが私としての責任の果たし方です。
記者:すごい責任の果たし方の中で、続投の覚悟が見えたんですけど…。
斎藤知事:うん…。(頷く)
“続投の覚悟”という言葉に思わず頷いた斎藤知事。19日に大きなヤマ場を迎える。(「イット!」 9月18日放送より)

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