「炎症を肺がんと誤診、右肺の大部分摘出」患者女性が鹿児島大を提訴…1000万円賠償求める

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鹿児島大学病院で、不要な手術で右肺の大部分を摘出されたとして、鹿児島市の女性(72)が同大を相手取り、約1000万円の損害賠償を求めて、鹿児島地裁に提訴した。
7月25日付。女性は肺がんと誤診されたと訴えている。
訴状によると、女性は2017年2月、同病院の定期検診で「肺がんだ。早期に手術をしなければ危険」と診断され、右肺の大部分を摘出する手術を受けたという。その4か月後に、同病院の医師から実際は肺がんではなく炎症で、手術をする必要がなかったことを告げられた。
女性は息苦しさを感じ、体調不良を訴えているという。同病院が十分な検査をすることなく手術を行い、診断上の注意義務違反や医師の説明不足があったなどと主張している。
同病院は読売新聞の取材に対し「訴状の内容を検討し、適正に対応する」としている。

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