“薬を服用”したら“グレープフルーツ”は食べない方がいい? どのくらい時間を空ければ食べていいのか

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「薬とグレープフルーツの飲み合わせが悪い」ということを聞いたことがある方は多いと思います。しかし、常習的にグレープフルーツを食べている人の場合、つい食べてしまったということもあると思います。一体、グレープフルーツを食べた際は、どのくらい時間を空ければ、薬を服用していいのでしょうか。薬剤師の渡辺さんを取材しました。
※この記事はMedical DOCにて【グレープフルーツと薬の飲み合わせが悪いって本当? 飲んでしまった時の対処法は?】と題して公開した記事を再編集して配信しており、内容はその取材時のものです。

監修薬剤師:渡辺 るい(薬剤師)
慶應義塾大学薬学部卒業。埼玉県の調剤薬局で勤務の後に、薬剤師としての経験をベースにしたブログ記事の執筆やWebコンテンツ作成に従事。薬や医療について、一般の方にもわかりやすく解説することをモットーに、現在は医療分野をカバーするWebライターとして活動中。
編集部
グレープフルーツの影響を避けるには、どれくらい時間をあければいいのでしょうか?
渡辺さん
グレープフルーツに含まれる相互作用を引き起こす成分は、銘柄や産地によって含有量が大きく異なるため、一概に「何時間あければ大丈夫」とは言えません。相互作用を起こす薬を服用している間は、なるべくグレープフルーツを避けた方がいいでしょう。
編集部
ジュースだけでなく、果肉を食べることでも相互作用の影響はあるのでしょうか?
渡辺さん
相互作用を引き起こす成分はグレープフルーツの皮だけでなく実の部分にも含まれているため、果肉を食べることによる影響も予想されます。また、グレープフルーツは成分の含有量に個体差があり、さらに人によってその感受性も異なります。前回食べた時は大丈夫だったから、今回も問題ないというわけではありません。
編集部
グレープフルーツとピンクグレープフルーツで影響に違いはありますか?
渡辺さん
ホワイトタイプのグレープフルーツの方が相互作用を引き起こす成分の含有量が多く、ルビータイプのグレープフルーツの約2倍といわれています。しかし、含有量が少ないルビータイプだから相互作用の影響がないというわけではありません。

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