最高齢の皇族で、101歳の三笠宮妃百合子さまは、入院中の都内の病院で容体が悪化していることが分かりました。
宮内庁によりますと、東京・中央区の聖路加国際病院に入院中の百合子さまは、きのうの検査で心臓や腎臓など全身の機能の低下が確認されましたが、意識はあり、静かに過ごされているということです。
病院には孫の三笠宮家の瑶子さまなどご家族がすでに見舞われました。
百合子さまは上皇さまのおじにあたる故・三笠宮さまの妃で、今年3月、軽い脳梗塞と、誤えん性肺炎と診断されたため、聖路加国際病院に入院されました。
百合子さまは心臓に持病があり、入院後は口から水分や食事は摂れていないものの、容体は改善し、リハビリで車椅子に座って過ごすなど落ち着いた状態が続いていました。
母校オックスフォード大学での講演などのため、きのうからイギリスを訪問している孫の彬子さまは、百合子さまの体調を案じ、滞在先のロンドンを急きょ出発し、あす朝帰国されるということです。