高校生活最後の秋を迎え、来年には大学進学が待ち受けている秋篠宮家の長男・悠仁さま。ご公務から「学会デビュー」まで、夏休み中は充実した時間を過ごされていたのだが、大学入試において強力な“実績”となるご自身の論文に、先ごろ「瑕疵(かし)」が見つかっていた。【前後編の後編】
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前編【「訂正が8カ所とは驚いた」 悠仁さまのトンボ論文のミスが発覚… 「筆頭著者だけでなく、共著者も含めた全員の責任」】では、悠仁さまのトンボ研究論文執筆の経緯や計8カ所に及ぶ訂正が入ったことについての研究者の見解を紹介した。
国立科学博物館(以下・科博)の「研究報告A類(動物学)」は、年に4回刊行されており、論文が掲載されたのは昨年11月。それ以降は今年2月、5月に刊行がなされているのだが、正誤表が掲載されたのは8月の刊行号であった。
「著者が誤りを見つけ、確認するまでにはまとまった時間を要したのでしょうが、正誤表が出された日はちょうど京都での昆虫学会議が開催される3日前。これに“影響”が出ないよう、すべり込みで訂正がなされた格好です」
さる皇室ジャーナリストは、そう指摘しながら、
「悠仁さまには一昨年、コンクールで入賞した作文の無断引用が発覚するという苦い記憶がおありです。当時、紀子さまのお嘆きはただならぬものがあり、不手際を見逃した側近への“ご指導”も苛烈を極めました。今回もまた、当の論文筆者や科博の抱える事情とは別に、“国際学会という晴れ舞台の前に、疑わしき点は何としても一掃しておかなければ”といった紀子さまのご懸念も、少なからず作用していたとみられます」
抜かりなく手はずを整えられたというわけだ。共著者である飯島氏に「訂正」の経緯について聞くと、
「私の一存ではお答えできません」
そう繰り返しながらも、
「正誤表は、刊行物が出されるタイミングに合わせて掲載されたというだけです」
一方で宮内庁によれば、
「正誤表が掲載されていることは承知していますが、その経緯などについては、国立科学博物館にお尋ねいただくようお願いします」(報道室)
そこで科博に尋ねると、
「論文発表後、外部から学名の誤りなどについて指摘があり、改めて著者らで精査したところ細部にいくつかの誤りがあったため、訂正箇所について点検検討を行い、著者ら全員の責任で正誤表を作成しました」(広報・運営戦略課)
とのことで、
「(研究A類は)定期刊行物のため、その編集のための会議の日程調整や作業などにより数カ月の時間を要しました」(同)
ともあれ、瑕疵が取り除かれた論文は、悠仁さまの受験において無上の威力を発揮するに相違ない。
象徴天皇制に詳しい静岡福祉大学の小田部雄次名誉教授が言う。
「今回の正誤表が出されたタイミングは、結果として東大推薦入試の願書提出にも間に合った形となりました。推薦入試への実績作りは整ったのかもしれませんが、これにはご両親の力が働いているのは明らかです。第一、高名な学者を共同研究者にして科博の刊行物に論文を発表するなど、一般の高校生には到底できません。悠仁さまご自身のお気持ちとは別に、そうしたレールをご両親が敷いてしまわれたのです」
進路はすでにセッティングされた。来年の春、悠仁さまはどのような大学生になられているのだろうか。
前編【「訂正が8カ所とは驚いた」 悠仁さまのトンボ論文のミスが発覚… 「筆頭著者だけでなく、共著者も含めた全員の責任」】では、論文執筆経緯や計8カ所に及ぶ訂正が入ったことについての研究者の見解を紹介している。
「週刊新潮」2024年9月12日号 掲載