山梨県富士河口湖町が、観光客のマナー違反対策として、コンビニ越しに富士山を望む構図が人気の撮影スポットに設置した「目隠し」用の幕を取り外していたことが20日、町への取材で分かった。
撤去は約3カ月ぶりで、当面は取り外したままにする予定だ。
町によると、台風7号の接近による破損を防ぐため15日に試験的に撤去。その後も取り外したままだが、大きなトラブルはないという。
この撮影スポットは富士山が店舗の屋根のように見えるとしてSNSなどで人気を集め、外国人観光客らが殺到。ごみのポイ捨てや道路横断などのマナー違反が多発したため、町が5月21日に黒い幕を設置していた。
担当者は「(観光客のマナー改善が続けば)再設置はしない」と話している。