全国各地で米不足を心配する声が上がっています。一部のスーパーでは、米の棚が空になる品薄状態に。
食卓に欠かせない米。今世間では「令和の米騒動」とも言われる”米不足”の状態が起きています。 「米は値段が高いし、少なくなったと思う」(買い物客) 「なかなか売っていない。2人暮らしで2kgをこまめに買っているが、5kgにしている。買いそびれないように」(買い物客) 名古屋市内のスーパー、サンエース春岡店では、5月~6月頃から徐々に品薄になっていったといいます。 「本来だと、ここすべて各種類1列ずつ置いているのが例年ですが、あまりにも扱う種類が少なくなっているので、1種類で2列並べるような態勢もとっています」(サンエース商品本部長 宮下裕基さん) こちらの店では、コメを19種類ほど扱っていましたが、20日の時点では15種類。値段は、2~3割上がっているといいます。 そして先日、“米不足”に拍車をかけたできごとがーー
「南海トラフ地震臨時注意情報後は、前年比1.5倍以上の販売数となり、お米の売り場がカラカラになったということがあった」(宮下さん) サンエースの宮下さんは、今後の見通しについて、新米が出てこれば、状況が少し落ち着くのではと考えています。 「ちょうど今が境目の時期。新米が出てくるまで辛抱の時期ではあるので、種類は一時期的に減りますが、1カ月、2カ月ごとに見ていただくと、種類はだんだんそろってくるのではないか」(宮下さん)