札幌市東区の中古車販売店で17日、男が高級車を盗む事件が発生した。男は素早くドアをこじ開け、シャッターを開けて車を持ち去った。犯行時間は約5分で、男は慣れた様子で犯行に及んでいた。
北海道・札幌市東区の中古車販売店で17日、カメラがとらえたのは、まるで自分のガレージかのように、ボタンなどを探すことなく、高級車ジープを手こずることなく盗み出す人物だ。
クルマン札幌・林賢代表は、「もうただただ腹立たしいですね。売り先もほぼ決まっていた」と話している。
午後8時半ごろ、突然防犯カメラが大きく揺れた。窃盗犯により壊され、真下を向いてしまった。そこに映ったのが、フードをかぶった人物で、ドアの強度を確認するかのように扉をたたくと、バールのようなものを突っ込み、約10秒でドアをこじ開けた。
そして、中に侵入すると、まっすぐ車に向かい、運転席のドアが開くことを確認した。さらに、まっすぐシャッターのスイッチに向かって開けていて、まるで場所を知っていたかのようだった。
車を外に出し、そのまま乗っていくと思いきや、急ぐ様子もなく、わざわざシャッターを元に戻し、走り去っていった。フードの人物が盗んだのは、高級車「ジープ」だった。
クルマン札幌・林賢代表は、「ジープのラングラーっていうやつ。限定車で結構高額な車。販売価格は、438万円で出していた」と説明している。
被害に遭った男性によると、犯行時間は、わずか約5分だったという。
クルマン札幌・林賢代表は「もう自分の家かのように普通に入っていって、ぽんって出て行ったので。慣れた感じでしたね。ただただ腹立たしいですよね」と話している。
警察は、窃盗事件として調べている。(「イット!」 8月20日放送より)