祖父、父親、2歳の男の子の3人を飲酒運転のトラックではねて死亡させたとして男が逮捕された事件で、男の子の母親が「飲酒運転と聞き、怒りと悔しさが込み上げてきました」「やるせない気持ちでいっぱいです」と心情を明らかにしました。
父親とじゃれ合う男の子。2歳の塚越湊斗ちゃんと父親の寛人さん(26)です。祖父の正宏さん(53)が両手を支え、湊斗ちゃんは元気に歩いています。
この動画が撮影された翌日、3人は突然、命を奪われました。
鈴木吾郎容疑者(69)は今年5月6日、群馬県伊勢崎市で酒を飲んでトラックを運転して乗用車にぶつかり、車に乗っていた塚越湊斗ちゃん(2)と父親の寛人さん(26)、祖父の正宏さん(53)を死亡させたなどの疑いがもたれています。
湊斗ちゃんの母親は…
塚越湊斗ちゃんの母親「飲酒運転と聞き、怒りと悔しさが込み上げてきました。そんな話があっていいのか、3人にどう報告すればいいのか。もっと生きたかっただろうと思うと、やるせない気持ちでいっぱいです」
事件をめぐっては、トラックの車内から焼酎の空きビン2本が見つかっていたことが関係者への取材でわかっていて、警察は当時の状況を調べています。