お盆のまとまった休みに合わせて、実家に帰省する人も多いのではないでしょうか。

離れて暮らす親とゆっくり話ができるチャンスですが、そんなときだからこそ「親との会話」で気を付けるべきポイント5つを、介護アドバイザーの横井孝治が解説します。

【半ば絶縁状態の“毒親”から同居介護しろと言われて……】ポイント1:会話のキャッチボールがしっかりできるか質問に対して的外れな回答が返ってきたり、同じ話を何回も繰り返したり、「ああ」「うん」といった生返事が多くないか確認しましょう。もし当てはまる場合は、何かを隠そうとしている、あるいは認知機能の低下や高齢者うつが疑われます。

ポイント2:会話中の感情は落ち着いているか愚痴や不満をずっと言い続ける、急に怒ったり泣き出したりする、仏頂面で「いや、別に」「そうでもないよ」などと抑揚のない話し方をしている。そんな様子が見られたら、認知症の周辺症状や高齢者うつが疑われます。

ポイント3:健康状態を具体的に話してくれるか以下のような質問をし、素直に答えてくれるかを確認してみましょう。

「健康診断の結果を見せて」
「最近飲んでいる薬を教えて」
「今、〇〇クリニックに通っているんだっけ?」
「医者から気を付けるように言われていることはある?」