東京・練馬区で、出産した赤ちゃんを置き去りにし、殺害しようとした疑いで22歳の女が逮捕された。女は自宅で出産後、産んだことがばれるのを恐れ、隣のアパートのゴミ箱に赤ちゃんを放置したとみられている。
東京・練馬区で3日、うっすらと笑みを浮かべながら警察署から出てきた北川望歩(きたがわ・のあ)容疑者(22)。警視庁の調べに対し、「赤ちゃんを捨てました」と話しているという。
車の中から、取材班のカメラをチラリとみると、その後、ネイルで彩った左手で顔を隠し、目をこするような仕草も見せた。
北川容疑者は、6月20日ごろ自宅の風呂場で赤ちゃんを出産。その後、隣のアパートのゴミ箱に赤ちゃんを置き去りにし、殺害しようとした疑いがもたれている。
赤ちゃんは、へその緒がついたまま袋に入れられ、ゴミ箱のふたは閉じられていたという。
犯行について、北川容疑者は「自分が出産したことがばれたくないと思った」と話している。
北川容疑者は当時、マンションで男性1人、女性2人と同居生活中で、妊娠しているという自覚が、明確にはなかったと話しているという。
赤ちゃんは幸い、約12時間後にアパートの住民によって発見され、健康状態に問題はなく、現在入院中だという。北川容疑者は「殺意はなかった」と供述している。(「イット!」 7月4日放送より)