6日午前6時45分頃、北海道・利尻島の沼浦展望台の約20メートル沖で、ウニ漁をしていた1人乗りの漁船4隻が相次いで転覆した。
男性3人は命に別条はなかったが、「ぬ4号丸」(0・56トン)船長の工藤寿弘さん(88)は搬送された病院で死亡が確認された。
稚内海上保安部によると、当時は北の風1・7メートル、波の高さ1・5メートル。沖合の波とうねりが海岸近くの浅い海域で大きくなる「磯波」で転覆したとみられる。