今月2日、アメリカなど海外での売春をあっせんしたとしてブローカーの男ら4人が逮捕された。海外への出稼ぎ売春では渡航した女性に多くの危険が伴うとして警視庁は注意を呼びかけている。■アメリカに日本人女性の売春あっせんか…4人逮捕警視庁によるとデートクラブ運営会社社長の臼井良夫容疑者(53)ら3人は2023年、30代と20代の日本人女性2人を海外で売春させる目的で勧誘してアメリカの売春組織に紹介したとして、職業安定法違反の疑いで逮捕された。

さらに風俗求人サイト運営会社社長の今村亮介容疑者(37)も、海外での出稼ぎ売春の募集サイトを作成し募集情報を提供したとして、職業安定法違反(募集情報等提供)の疑いで逮捕されている。臼井容疑者らは元々デートクラブ経営の傍ら、海外への売春あっせんを行っていたとみられているが、2021年から本格的にあっせん業を始めたという。■“海外売春”その手口は…日本国内でも新宿にある大久保公園で客待ちをし売春する女性の存在が社会問題となっているが今回の“海外出稼ぎ売春”とは、どのような手口なのだろうかー。今村容疑者が作成した求人サイトには「海外出稼ぎ 高級エスコート」「10日間で180万から250万円+チップ」「アメリカでホームステイしながら高級エスコート」「将来はニューヨークのマンハッタンセレブ」などといった言葉が躍る。警視庁によると、女性たちはこの「海外出稼ぎ」などと称した求人サイトなどから応募。面接を経て採用されると、ブローカーにあたる臼井容疑者が海外の売春組織に連絡し、日本人女性たちを紹介する。アメリカへの渡航が決まった女性には、売春目的での渡航とわからないようにするためか「アメリカは入国審査が厳しいので働きに来たとは言わずにカメラを持って行って観光を装え。泊まるホテル名を答えられるように探して決めておいた方がいい」「旅行できたことを前面に出し、観光地を調べておくこと」などと指示をしていたという。■海外売春組織から過去3年間で約2億円…3年間で200人~300人海外にあっせんか臼井容疑者らは、これまでに200人~300人の女性をアメリカ・オーストラリア・カナダ・中国など少なくとも4か国にある、あわせて数十店舗の売春店にあっせんしたとされ、そのうちの100人~150人は求人募集サイトからの応募とみられている。また、女性たちの紹介料として、海外売春組織から過去3年間で約2億円を受け取っていたとみられるという。■臼井容疑者ら逮捕うけて…今回逮捕された臼井容疑者含むブローカーの3人は警視庁の調べに対し、いずれも容疑を認め、求人サイトを作成し掲載した今村容疑者は「作ったホームページで募集している仕事については海外出稼ぎ風俗と聞いており、売春の仕事を募集しているとは思っていなかった」と容疑を一部否認しているという。■相次ぐ日本人女性の“入国拒否”…海外売春に潜むこれだけの危険そもそも、今回の海外売春のあっせんは、アメリカの捜査機関からの情報提供がきっかけで発覚した。近年、売春目的の渡航疑いからアメリカへの入国を拒否されるケースが相次いでいるというが、海外での売春は日本以上に高い危険性が潜んでいるという。海外への出稼ぎ売春で、実際にこのようなトラブルが数多く報告されている。・料金を踏み倒されそうになり暴行された・モデルガンで脅された・違法薬物を強要された・料金を踏み倒されたあげく脅迫された警視庁は、高額報酬をうたった求人を鵜呑みにし、安易に応募することがないよう注意を呼びかけている。
今月2日、アメリカなど海外での売春をあっせんしたとしてブローカーの男ら4人が逮捕された。海外への出稼ぎ売春では渡航した女性に多くの危険が伴うとして警視庁は注意を呼びかけている。
警視庁によるとデートクラブ運営会社社長の臼井良夫容疑者(53)ら3人は2023年、30代と20代の日本人女性2人を海外で売春させる目的で勧誘してアメリカの売春組織に紹介したとして、職業安定法違反の疑いで逮捕された。
さらに風俗求人サイト運営会社社長の今村亮介容疑者(37)も、海外での出稼ぎ売春の募集サイトを作成し募集情報を提供したとして、職業安定法違反(募集情報等提供)の疑いで逮捕されている。
臼井容疑者らは元々デートクラブ経営の傍ら、海外への売春あっせんを行っていたとみられているが、2021年から本格的にあっせん業を始めたという。
日本国内でも新宿にある大久保公園で客待ちをし売春する女性の存在が社会問題となっているが今回の“海外出稼ぎ売春”とは、どのような手口なのだろうかー。
今村容疑者が作成した求人サイトには「海外出稼ぎ 高級エスコート」「10日間で180万から250万円+チップ」「アメリカでホームステイしながら高級エスコート」「将来はニューヨークのマンハッタンセレブ」などといった言葉が躍る。
警視庁によると、女性たちはこの「海外出稼ぎ」などと称した求人サイトなどから応募。面接を経て採用されると、ブローカーにあたる臼井容疑者が海外の売春組織に連絡し、日本人女性たちを紹介する。
アメリカへの渡航が決まった女性には、売春目的での渡航とわからないようにするためか「アメリカは入国審査が厳しいので働きに来たとは言わずにカメラを持って行って観光を装え。泊まるホテル名を答えられるように探して決めておいた方がいい」「旅行できたことを前面に出し、観光地を調べておくこと」などと指示をしていたという。
臼井容疑者らは、これまでに200人~300人の女性をアメリカ・オーストラリア・カナダ・中国など少なくとも4か国にある、あわせて数十店舗の売春店にあっせんしたとされ、そのうちの100人~150人は求人募集サイトからの応募とみられている。
また、女性たちの紹介料として、海外売春組織から過去3年間で約2億円を受け取っていたとみられるという。
今回逮捕された臼井容疑者含むブローカーの3人は警視庁の調べに対し、いずれも容疑を認め、求人サイトを作成し掲載した今村容疑者は「作ったホームページで募集している仕事については海外出稼ぎ風俗と聞いており、売春の仕事を募集しているとは思っていなかった」と容疑を一部否認しているという。
そもそも、今回の海外売春のあっせんは、アメリカの捜査機関からの情報提供がきっかけで発覚した。
近年、売春目的の渡航疑いからアメリカへの入国を拒否されるケースが相次いでいるというが、海外での売春は日本以上に高い危険性が潜んでいるという。
海外への出稼ぎ売春で、実際にこのようなトラブルが数多く報告されている。
・料金を踏み倒されそうになり暴行された・モデルガンで脅された・違法薬物を強要された・料金を踏み倒されたあげく脅迫された