水中に転がる、フサフサした丸い緑のもの…、これは「マリモ」です。でもこのマリモ、ただのマリモじゃないんです。
国立科学博物館 辻 彰洋研究主幹:日本では非常に珍しく、日本では2つしか見つかっていないマリモで、今回が2例目になります。
このマリモが発見されたのはまだ国内2例目。その名は「モトスマリモ」。さらに、この「モトスマリモ」が見つかった場所がまた驚きだといいます。
「モトスマリモ」が見つかったのは、川でも湖でもなく、川崎市の民家の水槽。発見者が熱帯魚飼育のために約3年前多摩川から石を拾って水槽に入れていたところ、半年前ぐらいからマリモが現れたのだそう。
しかし、一体なぜ、“非常に珍しいマリモ”が民家の水槽から見つかったのでしょうか?
国立科学博物館 辻 彰洋研究主幹:もしかしたら、日本全国に生えているけれど、コケの状態だからいても分からないのかもしれないですね。自然の状態での「モトスマリモ」がどういう状態か、日本では全く分かっていないので。私たちとしては何とかこの種類がどう分布しているのか知りたいです。報道されることで、「もしかしたら」という情報が集まることをとても期待しています。
その生態が「まったくナゾ」だという「モトスマリモ」。この“大発見”をきっかけに情報が集まることを期待したいですね。
(めざまし8 4月8日放送)