東京・千住署で10日、金銭トラブルにより男性を監禁した疑いで、暴力団の組長が逮捕された。二十数年の間に発生した事故の弁済費用が発端で、容疑者は警察署に自ら出頭し、容疑を認めている。
東京・千住署で10日午前、警察の車の中に、じっと目を閉じる男が座っている。
指定暴力団「関東関根組」系の組長・渡辺努容疑者(50)だ。
渡辺容疑者は、金銭トラブルになった男性を1週間以上、暴力団事務所に監禁した疑いで逮捕された。
トラブルの発端は、二十数年前。組員が、被害者の男性から借りた車で事故を起こし、当時その弁済費用の数百万円を男性が支払っていた。
3月、その費用の返済を求めると、男性は結束バンドで手足を拘束され、組事務所のベランダにあった物置などに監禁されたという。
監禁されること、8日間。男性が自力で隣の部屋に助けを求め、事件が発覚。
その後、渡辺容疑者は警察署に出頭し、逮捕された。渡辺容疑者は、容疑を認めている。(「イット!」 4月10日放送より)