婚姻届を勝手に作成して、市役所に提出した女が逮捕されました。突然、夫婦関係にされた男性が、その恐怖を語りました。
番組は半年前、被害に遭った男性から話を聞いていました。
SNSで生配信などをしている男性は去年10月、SNS上で自分が結婚したという身に覚えのない話を目にします。
驚いて確認すると、女側がSNSで夫婦関係になった戸籍まで公開していました。
市役所に戸籍を取りに行くと、婚姻関係にされたことが事実だと判明。実際に提出された婚姻届を見せてもらいました。
実際の婚姻届です。夫の欄と妻の欄の筆跡は似ていて、1人で書いたようにも見えます。
夫側の父親は、なぜかカッコ書きの中に書かれていて、姓は“漢字”で名は “ひらがな”。不自然な記載ですが、市役所が「受理」したという文字があります。
当然、取り消してもらえるだろうと考えた男性。しかし、男性は思わぬ事態につきあたります。
警察に相談すると、届け出が偽造されたとしても、被害者は市役所で、男性が被害届を出すことはできないというのです。
市役所に取り消しを申し入れると、家庭裁判所で夫婦関係にない証明をする必要があると言われてしまいました。
偽造した婚姻届を出した人物は一体、何者なのでしょうか。
番組は、女を直撃。30分にわたって身勝手な主張を繰り広げました。
女は30代で、現在は男性の姓を公然とSNSで名乗っています。ファンとして撮影した男性との2ショット写真を、付き合っていた証拠だと示してきました。
女は自身のSNSでも、結婚したことをアピールしていました。
男性によると、女は生配信に映る外の風景や間取りなどから、家を特定した可能性があるといいます。
夫婦の欄ともに同じような筆跡で書かれていたことについては、こう話します。
勝手に夫婦関係にされた男性の被害は、戸籍の表記だけにとどまりません。
男性は女からストーカー被害を受けていて、接近禁止命令が出されていた時期もあります。
男性が被害はなくなったと思い、接近禁止命令が解除されたタイミングで、婚姻届を出されてしまいました。これについて、女はこう話します。
結局、千葉県富里市が被害届を提出。女は先月27日に、有印私文書偽造などの疑いで逮捕されました。
なぜ婚姻届を「受理」したのか、富里市役所を取材しました。
今回のケースは、防ぎようはないのでしょうか。
女が逮捕された現在も婚姻解消の裁判は続いていて、戸籍上はいまだ婚姻関係にあります。
(「グッド!モーニング」2024年4月11日放送分より)