出産した赤ちゃんの遺体を千葉県犬吠埼の海岸に投げ捨てたなどの疑いで埼玉県の男女が逮捕された事件で、女が赤ちゃんの遺体を崖の上から投げ捨てて遺棄していたことが新たにわかりました。記者リポート「時刻は午後9時40分です。上田容疑者を乗せたとみられる車が上山警察署に到着しました」この事件はいずれも埼玉県狭山市に住む職業不詳の碓井康哲容疑者(33)と無職・上田綾乃容疑者(37)の2人が、死体遺棄などの疑いで10日、逮捕されたものです。3月、最上地方の知人に会いに来た上田容疑者が新庄警察署に自首したことで事件が判明しました。警察によりますと、碓井容疑者が赤ちゃんの遺体を遺棄するようそそのかし、上田容疑者が1人で遺棄したとみられています。上田容疑者はこれまでの調べに対し、容疑を認め「犬吠埼の海岸沿いにある駐車場から、赤ちゃんの遺体を崖下に投げ捨てた」などと供述しているということです。3月末、現場の海岸で捜査員とみられる姿を目撃したという人はー。

警察の捜査を目撃「7~8人の男の人たちが坂を下ってロープを下して降りていくのを見た。何しているんですか、と上から声を掛けた。そうしたら『警察のものです』と返答があった。物が落とされたという訴えがあったので調べていると答えていた。あの辺を降りていく。かなり急です」警察による捜索で、赤ちゃんの遺体は、数メートル下の崖の途中で見つかったということです。警察は引き続き、容疑者2人の動機や赤ちゃんがなぜ死亡したのかなどを調べています。